新宗教(しんしゅうきょう)もしくは新興宗教(しんこうしゅうきょう)は、近年創始された新しい宗教のことをいう。日本では、江戸時代後期以降に成立したもの、西洋では19世紀末以降のものを言う場合が多い。
1951年に立正佼成会やPL教団などが中心となって、他の新宗教団体と共に新日本宗教団体連合会(略称:新宗連)が結成されたが、新宗連では一般的に使用されてきた従来の「新興宗教」は悪いイメージがある用語として、「新宗教」という用語を使うよう各種関係団体などに働きかけてきた。現在使われている「新宗教」はここに端を発している。
目次
1 概説
1.1 新宗教と現代社会
2 神道系の新宗教団体
2.1 教派神道系
2.2 山嶽信仰系
2.3 想念憑依系
2.4 大本系
2.4.1 世界救世教系
2.4.2 生長の家系
2.5 真光系
2.6 天理教系
2.7 独立系その他
3 仏教系の新宗教団体
3.1 法華宗系
3.1.1 日蓮宗系
3.1.1.1 霊友会系
3.1.2 日蓮正宗系
3.2 天台宗系
3.3 浄土系
3.3.1 浄土真宗系
3.3.2 その他浄土系
3.4 真言宗・密教系
3.5 チベット密教系
3.6 その他の仏教系
4 インド系の新宗教
5 キリスト教系の新宗教団体
6 イスラム系の新宗教団体
7 GLA系諸教団
8 精神修養団体・心霊研究団体
9 その他の新宗教団体
9.1 冗談宗教
10 関連項目
11 出典、脚注
12 関連書籍
13 外部リンク
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現在、宗教学上の分類用語として用いられる。1970年代以降に台頭してきた新宗教を「新新宗教」と言うこともある。これは東洋大学の宗教社会学の西山茂教授によって提唱された分類である。しかし共通の定義や解釈がないので、一般的でない(戦後に宗教法人として認可された宗教団体全てを指す)という説もある。キリスト教、仏教、神道などさまざまな宗教・宗派が土台になっている。
なお一部の新宗教には、旧来の伝統宗教から正統な派生を遂げたものもあり、これらは伝統教流を継承していることから一概に過去百年内に勃興したというのみで新宗教や新新宗教に分類しきれない団体もある他、これらはもっぱら新宗教の範囲に位置づけられることを望んでいない団体もある。これに対し、道理や理論が破綻しており胡散臭い存在であるとして、宗教学者や他教団などから批判されることもある。
また、教祖や教団設立に至るまでに宗教的な背景がほとんど無く、突然の天啓や神がかりによって派生・形成されてきた教団も多い。これが戦後以降の新宗教の1つの特徴ともいわれる。
一部の新宗教では、霊感商法といった詐欺や恐喝まがい行為、悪質な勧誘、大学などで宗教団体であることを隠して活動するダミーサークル、終末感を煽った教義による反社会的な活動などにより、社会問題となることも少なくない。また逆に、一部の「悪徳な商行為をする企業」が新宗教を偽装したり、「生活の向上や幸福」などと新宗教の信者獲得手法を取り入れたりして、その境界があいまいとなっている面がある。
そのため多くの新宗教団体は、これらの問題行状のある教団と一括りにされることを嫌っており、世間一般においても近時はこれら問題行状のある教団をカルト教団と呼称して区別する傾向にある。
「カルト」と同様に「新興宗教」も前述のような教団・団体を指すことが多く、マスコミはそれを前提に用いている傾向がある。従って、学術用語として「新興宗教」が用いられることはない。
また、新宗教という用語は、最近興った新しい宗教というイメージがあるが、例えば天理教や金光教などはその起源が江戸時代にまで遡り、高校の日本史の教科書にも記載されている。