整流器(せいりゅうき)は、交流電力を直流電力に変換(整流、順変換)する電力変換装置である。順変換装置とも言う。整流器を実現する電気回路を整流回路(順変換回路)という。一般にダイオードなどの整流素子によって構成される。
目次
1 整流素子の接続方法
1.1 単相半波整流
1.2 単相全波整流
1.2.1 単相ブリッジ整流
1.2.2 二相全波整流
1.3 三相半波整流
1.4 三相全波整流
1.5 12相整流
2 電圧調整回路
3 力率改善回路
4 整流器の種類
5 関連項目
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出力側の等価相数が多いほど、直流側の脈動対策が容易となるので、大電力用途ほど等価相数を多くする。
整流素子1個で、順電圧の期間のみ整流する最も簡単な整流方法。
整流素子としてダイオード1個がよく使われる。この場合、交流の正弦波の正の部分のみが取り出される。そのため負の部分はダイオードを通過できず、後述する全波整流に比べて効率が悪い。また、正弦波の正の部分のみ取り出される(厳密にはダイオードで電気が一部消費されて正弦波の形が変わったり、数学のグラフで言う連続で無い部分において形が変わる)ため、山形の突起部分が途切れ途切れになって現れるため、直流用に設計された電気機器にそのまま使用することは出来ない。これを解消するために整流器にコンデンサを挿入したり、コンデンサとトランジスタを用いたリプルフィルタを回路に挿入することにより、限りなく直流に近い線形にする。ただし、これを行ってもなお「リプル」と呼ばれるひずみが生じる。
整流素子を組み合わせ、それぞれの順電圧の期間に整流する。
整流素子4個で、単相交流を全波整流する。
整流素子2個で、正負が逆の二相交流を整流する。
整流素子3個で、三相電源の全相を半波整流し、3相整流とする。
整流素子6個で、三相電源の全相を全波整流し、6相整流とする。
YΔ・YYまたはΔΔ・ΔYの結線の変圧器を2台一組で使用して30度位相差の三相交流を生成し、それぞれを三相全波整流することにより、12相整流とする。
電圧調整回路
スイッチング制御: パルス変調により、電圧を調整する。直流側の脈動対策が容易となる。
サイリスタ位相制御: サイリスタの制御角により、通電率を制御する。力率が低く高調波も発生する。
変圧器タップ切換: 変圧器タップにより、整流素子の交流入力電圧を制御する。
交流入力電圧波形に合わせた電流入力波形にし、力率改善するため用いられる。
ピーク電流制御: 周波数可変の自励発振を行うことによりピーク電流波形を電圧と同相にする。小型機器に用いられる。
平均電流制御: 周波数固定の他励発振を行うことにより平均電流波形を電圧と同相にする。大型機器に用いられる。
整流器の種類
水銀整流器
亜酸化銅整流器
サイラトロン
セレン整流器
シリコン整流器(ダイオード)
二極真空管
回転変流機
関連項目
パワーエレクトロニクス
電源回路
インバータ
電力用半導体素子
直流電化
カテゴリ: 電気回路
更新日時:2008年7月3日(木)22:39
取得日時:2008/08/20 09:52