播種
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この項目では園芸分野での播種について記述しています。病理学分野での播種については転移 (医学)#経路をご覧ください。

播種(はしゅ)とは、植物のタネをまくこと、つまり種まきである。それから転じて、タネをばらまいたように、細かい点が無造作・無秩序にある状態を言う。本項では、本来の播種、園芸における種まきに関する諸々を述べる。
目次

1 タネから栽培できる植物

1.1 一年草

1.2 二年草

1.3 球根類

1.4 多年草

1.5 木本

1.6 サボテン

1.7 多肉植物


2 タネの播き時

2.1 春まき

2.2 秋まき

2.3 夏蒔き

2.4 取り播き


3 タネを買うには

3.1 国内での買い方

3.2 外国からタネを買うとき


4 種まきの実際

4.1 露地播き

4.2 種まきに適した土

4.3 覆土について


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タネから栽培できる植物

日本人は気が短いのか、また、まだ趣味としての園芸が成熟していないのか、タネとして売られているのはほとんどすべて一年草である。最近はその一年草も苗を買ってきて植える人が増えてきた。しかし日本で最大の種苗会社であるサカタのタネやタキイ種苗でさえ、タネの種類は数百種であるのに、欧米には数千から一万種以上のアイテムを扱う種苗商がいくつもある。そのなかには、花が咲くまでに十年以上かかるものや、発芽までに一年以上かかる代物もあり、その手のものはあまりおすすめできないが、意外に簡単にタネから作れるものもあり、そうしたものを書き出しておく。


一年草

春まきのヒマワリサルビアアサガオホウセンカマリーゴールドヒャクニチソウケイトウアゲラタムなどと、秋まきのパンジーデージーキンセンカスイートピーケシキンギョソウエゾギクリビングストンデージーなど、それに夏蒔きの葉ボタンとプリムラがある。


二年草

園芸上は、発芽してから開花・結実して枯れるまで、一年以上・二年以内のものを二年草という。春播きのジギタリス、秋まきのカンパニュラがよく知られている。


球根類

球根も大半がタネも売られている。チューリップなどはタネから開花までに、5年ほどかかるが、北陸や東北地方でないと、開花する前にモザイク病にやられてアウトである。球根類でおすすめは、ダリアである。春播きすると、大輪でもポンポン咲きでも、すべて秋には開花する。花は、さすがに球根から作る豪華なものに比べると見劣りするが、十分に観賞価値のあるものである。そほほかグラジオラスカンナや秋まきのフリージアラナンキュラスアネモネも一年か二年で開花する。


多年草

意外に簡単にできるのがである。小菊は十分に切り花、とくに仏花に使えるものができる。厚物や管物などの観賞菊も、やはりタネをまいた年の秋に開花するが、重ねの良い大輪咲きはなかなか出ないようである。ガーベラゼラニウムなどは、国内でもタネが売られており、播いた年に開花するが、他の宿根草も、開花までさほどの年月はかからない。


木本

盆栽用の松柏類(コニファー)やカエデハゼの木などは、ほとんどタネから作られている。メタセコイヤやユーカリのように、タネから1年で1メートル近く名ものもある。花木類は、開花までに2,3年から10年くらいかかるものまである。果樹類のタネも売られているが、これは品種ものを接ぎ木や挿し木で増やしたほうが断然良い。タネからまいたものは、果実が小さく、また味もまずいので、タネからは作らない方がよい。


サボテン

サボテンはほとんど栽培業者が実生で栽培したものである。タネから直径5cmくらいの玉にするまで数年かかるが、それでも「金鯱」や「兜丸」などのサボテンが、双葉からだんだんそれらしい形に成長するのを観察しているのは興味深いものである。

サボテンも発芽には水が必要である。それに一般の草花より遙かに高い温度が必要である。小さな浅鉢に砂またはサボテンの培養土を満たし、6月から8月に鉢に蒔き、タネが隠れる程度に覆土し、芽が出るまでは受け皿をあてがい、日陰においておく。発芽したら密生したところを間引き、徐々に乾燥させてゆく。


多肉植物

多肉植物は、単子葉植物アロエリュウゼツラン双子葉植物ベンケイソウ科ツルナ科のものなど、数十の科にまたがっており、タネの大きさも性質もまちまちである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki