指定区間(していくかん)とは、一般国道・一級河川において他の区間とは違う扱いをするとして、政令によりその区間を指定された区間。国道においては国(国土交通大臣)が管理する区間として、河川においては都道府県知事が管理する区間として指定した区間をさす。
一般国道の指定区間は、道路法第13条第1項の規定に基いて、維持、修繕、災害復旧などの管理を国土交通大臣(国土交通省道路局、北海道では北海道開発局、沖縄県では内閣府沖縄総合事務局)が行う一般国道の区間として政令(「 ⇒一般国道の指定区間を指定する政令」(昭和33年政令第164号))で指定された区間のことをいう。直轄国道(ちょっかつこくどう)ともいう。それ以外の区間(指定区間外区間または補助国道という)については都府県知事(政令指定都市においては市長)が管理を行う。
一般国道の指定区間を指定する政令では、北海道内の全ての国道、北海道以外では別表に掲げる区間を指定区間としている。また、指定区間に重複する他の国道の区間も指定区間となる。多くは、一般国道中交通量の多い幹線区間で、かつ既に改良、舗装を概ね完了した区間が指定される。1桁・2桁番号の国道は、国道58号の種子島、奄美大島区間を除き、指定区間。3桁番号の国道は大半が都道府県や政令指定都市の管理だが、3桁国道でも特に交通量の多い重要路線・区間については国直轄の「指定区間」に格上げされる場合がある。
例えば、高速自動車国道である北陸自動車道とほぼ全線で並行する国道116号、名神高速道路とほぼ全線で並走する国道171号、徳島自動車道とほぼ全線で並行する国道192号、大分自動車道とほぼ全線で並行する国道210号、東名高速道路とほぼ全線で並走する国道246号は全線指定区間。それ以外でも国道159号、国道161号、国道190号、国道196号、国道208号、国道220号、国道258号、国道316号は全線指定区間である(近年中に国道106号も全線指定区間に格上げの予定)。
また部分指定区間としては国道113号(山形県南陽市から新潟市中央区までの区間)、国道139号(静岡県富士市から山梨県大月市までの区間)、国道175号(兵庫県明石市から京都府福知山市までの区間)、国道191号(島根県益田市から山口県長門市までの区間)、国道283号(岩手県遠野市と釜石市の間の仙人峠道路区間)などがある。
なお昭文社発行の「トラックマップル~全日本通行規制道路地図」には、指定区間となっている3桁番号国道が本編中に明記されている。
一級河川の指定区間は、一級河川のうち、国土保全上、国民経済上特に重要な区間ではないとして国土交通大臣が都道府県知事に、水系の一貫管理に支障のない範囲で管理を委託した区間をいう。それ以外の区間は国土交通大臣(国土交通省河川局)が管理を行う。指定区間は、多くが一級河川の上流部が指定される。
外部リンク
⇒一般国道の指定区間を指定する政令(昭和三十三年六月二日政令第百六十四号)
カテゴリ: 日本の道路 | 日本の河川
更新日時:2008年8月15日(金)12:07
取得日時:2008/09/03 18:22