押しボタン式投票(おしぼたんしきとうひょう)は投票方式の一つ。日本の国会では参議院で導入されている。
議事進行の短縮化のため、1998年に参議院規則の改正により押しボタン式投票が導入された。本会議議席には賛成・反対・棄権の三つのボタンがある。押しボタン式投票の場合は誰がどういう判断を下したかは、投票してから数時間後に参議院ウェブサイト上に公開される。
ただし、五分の一以上の議員の要求がある場合は記名投票にしなければならないと定めている。
参議院での初使用は1998年1月14日の1995年度決算の採決である。押しボタン式投票は衆議院では導入されていない。
野党が牛歩戦術を行いたい時、与党は野党の牛歩戦術を封じるために押しボタン式投票で採決しようとすることがある。ただ、前述のように五分の一以上の議員の要求がある場合には議員の登壇による記名投票となり牛歩戦術が行える。
2005年の郵政国会の8月本会議採決では、牛歩戦術の時とは逆に与党が記名投票を、野党が押しボタン式投票を主張した。これは郵政民営化法案を可決したい与党としては、押しボタン式投票では誰が造反したかすぐにはわからないために造反を誘発すると考えたため、誰が造反したかすぐにわかる記名投票を主張した。最終的に、投票方法は記名投票となった(採決結果は自民党から反対22票・棄権8票の造反が出て、否決となった)。
押しボタン投票で間違えた例
起立式投票や記名式投票では所属政党の他議員の反応を確認しながら意思表示ができるため、投票を間違えることはない。しかし、押しボタン式投票では他議員の反応を確認できないため、間違えて本来の意図に反した投票をすることがある。
押しボタン式投票で間違えた例投票年月日議員政党議案元々の予定実際の投票
2008年6月6日山下栄一公明党後期高齢者医療制度廃止法案反対賛成
2008年6月11日円より子民主党原爆被爆者援護法改正案
ハンセン病問題解決促進法改正案賛成反対
関連項目
参議院
電子投票
カテゴリ: 参議院
更新日時:2008年8月5日(火)14:13
取得日時:2008/10/07 15:09