快楽殺人(かいらくさつじん)とは、何らかの快楽を得る目的で行う殺人のことである。性的快楽を目的とした場合は、セックス殺人と呼ばれることもある。また、世間一般的に多くの場合、殺人の目的は怨恨や金銭目的であるとされているため、異常殺人と呼ぶ者もいる。
目次
1 快楽殺人の起源
2 快楽殺人者に至る過程
3 快楽殺人犯が捕まえられにくい理由
4 快楽殺人と連続殺人の関係
5 その他
6 快楽殺人者たち
6.1 アメリカ合衆国
6.2 カナダ
6.3 イギリス
6.4 ドイツ
6.5 フランス
6.6 イタリア
6.7 ソヴィエト連邦
6.8 南米
6.9 韓国
7 関連項目
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一般的に世界初の快楽殺人・連続殺人は、19世紀末期のロンドンの貧民街で発生した切り裂きジャック事件(Jack The Ripperと呼ばれる)と言われている。その後またイギリスで発生。第一次世界大戦後の混乱したドイツでは4人もの殺人犯が同時期に発生しており、そのうちの一人、「デュッセルドルフの怪物」と呼ばれるペーター・キュルテン(彼が最初の殺人を犯したのは9歳の時である)が、短編ではあるが手塚治虫の漫画にもなった。この他、ハノーヴァーに住む探偵兼肉屋のフリッツ・ハールマンは安定した肉の供給を得るために、主に若い浮浪者の男性や家出少年を殺し、人肉を豚肉と称して近所の主婦たちに売っていた。事件の発覚が遅れたのは、ハイパーインフレの混乱下で警察が充分な人員をそろえられなかったこと、浮浪者や家出少年が行方不明になることは日常茶飯事で警察もその捜索には不熱心であったことに加え、ハールマン自身がハノーヴァー警察の有力な情報提供者であり、ハノーヴァーの暗黒街に精通した情報屋を失うことを恐れたためである。ベルリンでホットドッグの屋台を営んでいたゲオルグ・グロスマンは主に若い娼婦を殺して解体し、ホットドッグの具に使ったり、肉屋に売っていた。シュレジエン地方の富豪カール・デンケは、金を使うのがもったいないという理由で浮浪者を殺し、瓶詰にして保存食を作っていた。ハールマンとキュルテンに対しては死刑が執行されたが、グロスマンとデンケは死刑判決後、ともに獄中でサスペンダーを使って首吊り自殺した。しかし、快楽殺人が大量発生したのはベトナム戦争中期以降の先進国、主にアメリカであった。
しかし、近代以前では全く発生してないかというとそういうわけではなく、有名なところではジャンヌ・ダルクの部下の一人のジル・ド・レイという男が国王に匹敵するという自分の財産を湯水の如く使い快楽殺人の限りを尽くした。被害者は主に少年。後に裁判で処刑。被害者は150-1500人(正確な数は不明)。大富豪だったため、どうやら利権争いに関係したと思われる。女ではハンガリーの女性貴族バートリ・エルジェーベトが、処女の血を浴びると若返るという幻覚を見て大勢の若い処女が殺された。本人の日記が正しいとするなら、612人殺害したことになる。事実が判明した後に、光が全く届かぬ部屋に監禁され衰弱死した。また中国では有名な人物として、南北朝時代の宋の第7代皇帝後廃帝も殺人が大好きで、一日に1人は殺人を行わないと気が済まない性格をしていた。被害者数は分かっていないものの、その性格から15歳の時に部下に殺害された。これ以外にも、殷の紂王や呉の孫皓など多数の快楽殺人や拷問好きの君主が存在した。彼らはいずれも権力があり、貴族などの特権階級に多い。
快楽殺人は近代まで発生しなかったが、その原因は殺人者の生い立ち、社会環境、家庭環境(性的、身体的、精神的虐待)、トラウマ、サイコパスなどが関わっていると言われている。 ロバート・K・レスラー著『快楽殺人の心理』によれば、或る刑務所被験者の快楽殺人者の全員が男性であり、全被験者36人中33人(90%)が白人であるという。 彼ら(回答した27人中20人)の殆どが「家庭が安定していた」「満足出来る家庭環境にあった(35人中30人)」と回答しているとされている。
家族が抱えていた問題
併し、其中にも家庭の問題が存在しているという。家庭内にドラック中毒の病歴を抱えた者がいた・・・・27人中9人精神疾患者がいた・・・・30人中16人犯罪歴がある者がいた・・・・32人中16人性的な問題があった・・・・26人中12人 アル中の者がいた・・・・29人中20人
と回答していると記されている。
家庭内虐待の問題
身体的虐待行為があった・・・・31人中13人心理的虐待行為があった・・・・31人中23人性的虐待行為があった・・・・28人中24人
幼年期(1?12歳)・・・・12人
少年期(13?18歳)・・・・9人
成人後(19歳以上)・・・・10人
性的虐待にも多々在る。性的虐待はセックスだけではない。性的な現場を目撃した、親の性交を目撃した、マスタベーションを禁止された。それとは気付かないかもしれないが、母親、若しくは父親と10歳以降も一緒に寝ていた(寝かされていた)などもその一種だという。