後背湿地
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後背湿地(こうはいしっち)は、沖積平野にある低平・湿潤な地形のことである。主に自然堤防などの微高地の背後(川に面したときの)に形成された低湿地をいう。また、海岸砂丘砂州などについて、海に面したときの背後に広がる低湿地も後背湿地と呼ばれる。

川や海との間に自然堤防や砂丘・砂州などの微高地があり、これらの微高地よりも粒径の細かいシルト粘土のような堆積物によって覆われているために排水性が悪く、しばしば埋め残された三日月湖などの湖沼が分布する。これらの湖沼は、○○潟あるいは○○沼などの名で呼ばれることが多い。

日本のように水稲栽培の卓越する地域では、開墾され伝統的に水田として利用されてきた。特に治水技術や土木技術の発展した江戸時代以降、湿地の排水や湖沼の干拓による新田開発が盛んに行われた。信濃川および阿賀野川下流域の越後平野や、北上川下流域の仙台平野など、現在「米どころ」または「穀倉地」と呼ばれている稲作地帯は、このようにして開かれてきた。これに対して、気温が低く稲作に不適な北海道東部および北部では水田として利用されることはなく、また低温であることと土砂の流入量が少ないことから多くが泥炭の堆積する湿原のまま残されてきたが、第二次世界大戦後に大規模な排水工事が行われて農業的な土地利用が行われるようになった。

一方、東京大阪名古屋など、日本の都市の多くが沖積平野に立地することから、これらの都市の膨張とともに隣接する後背湿地の市街地化が急速に進行している。比較的に地価が安いことから、工場や新興住宅団地が造成されることで市街地化することが多いが、その地形的な条件から洪水の際に浸水の被害を受けやすい地域でもある。


関連項目

湿原

この「後背湿地」は地形に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正等して下さる協力者を求めています。(P:地理学/PJ地形
カテゴリ: 地形 | 地形関連のスタブ項目

更新日時:2007年9月10日(月)08:03
取得日時:2008/09/21 09:24


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki