役員(やくいん)とは、会社の業務執行や監督を行う幹部職員のことをいう。いわゆる経営者・上位管理職。
日本の会社法における役員は、取締役・会計参与・監査役を指す( ⇒329条)。また、会社法施行規則では、役員に、これらに加えて、執行役・理事・監事などを含めている。しかし、一般的な意味では、それよりも広く執行役員までを含む意味であることが多い。
役員は、会社の実質的所有者である社員(株主)とは必ずしも一致しない。特に株式が自由に譲渡できる公開会社である株式会社においては、取締役の資格を定款で株主に限定することができない( ⇒331条2項)。これは、広く資本を集めるために、株主には経営能力を求めず、株主以外の経営能力のある人に経営を委任できるようにするためである。
会社との契約関係は、従業員が会社とは雇用契約を締結するのに対して、役員は会社とは委任・準委任契約としての性質を持つ任用契約を締結する。
また、役員等という場合は会計監査人を含む( ⇒423条)。
会社法について以下では、条数のみ記載する。
目次
1 会社法に規定のある役員
1.1 取締役
1.2 代表取締役
1.3 社外取締役
1.4 執行役
1.5 代表執行役
1.6 監査役
1.7 社外監査役
1.8 会計参与
2 役員に関する規定
3 会社法に規定のない内部的職制
3.1 会長
3.2 社長
3.3 副社長
3.4 専務
3.5 常務
3.6 執行役員
3.7 相談役・顧問
4 会社法に規定のない責任範囲を明確にした職制
4.1 最高経営責任者(CEO)
4.2 最高執行責任者(COO)
4.3 最高財務責任者(CFO)
4.4 最高総務責任者(CAO)
4.5 最高技術責任者(CTO)
4.6 最高営業責任者(CMO)
4.7 最高情報責任者(CIO)
4.8 最高知識責任者(CKO)
4.9 最高セキュリティ責任者(CSO)
4.10 最高リスク管理責任者(CRO)
4.11 最高情報セキュリティ責任者(CISO)
4.12 最高社会的責任担当者(CSRO)
4.13 最高法務責任者(CJO/CLO)
4.14 最高コンプライアンス責任者(CCO)
4.15 そのほかの最高責任者(CXO)
4.16 プレジデント
4.17 チェアマン
4.18 エグゼクティブ
4.19 エグゼクティブ・バイス・プレジデント(EVP)