彗星(すいせい)は、太陽系小天体のうち、主に氷や塵などでできており、太陽に近づいて一時的な大気であるコマや、コマの物質が流出した尾(テイル)を生じるものを指す。
目次
1 概要
2 物理的特徴
2.1 彗星の崩壊と消失
3 軌道による分類
4 軌道の特徴
5 彗星の明るさとその予測
6 彗星の名前と符号
6.1 彗星の名前
6.2 旧方式符号
6.3 新方式符号
7 彗星の記録と信仰
8 彗星の研究の歴史
8.1 古代の観察と考察
8.2 軌道の研究
8.3 物理的特徴の研究
8.4 彗星探査機による観測
8.4.1 これまでに行われた近接探査
8.4.2 今後行われる近接探査
8.4.3 実現しなかった近接探査
9 彗星の探索と発見の歴史
9.1 有名なコメットハンター
9.2 自動捜索プロジェクトなど
10 大彗星
11 変わった彗星
12 有名な彗星・明るくなった彗星
12.1 周期彗星
12.2 非周期彗星
13 フィクションの中の彗星
14 脚注
15 関連項目
16 外部リンク
//
尾が伸びる姿から箒星(ほうきぼし、彗星、帚星)とも呼ばれる。英語ではコメット (comet) と呼ばれる。
彗星と小惑星とは、コマや尾の有無で形態的に区別するため、太陽から遠方にあるうちは、彗星は小惑星と区別がつかない。彗星は、太陽からおおよそ3 AU(天文単位)以内の距離に近づいてから、コマや尾が観測されることが多い。その位置は火星軌道と木星軌道のほぼ中間に当たる。
太陽に近づく周期(公転周期)は、約3年から数百万年以上まで大きな幅があり、中には二度と戻ってこないものもある。軌道による分類の節を参照のこと。
彗星が太陽に近づいた時に放出された塵は、流星の元となる塵の供給源となっている。彗星の中には肉眼でもはっきり見えるほど明るくなるものもあり、不吉なことの前兆と考えられるなど、古くから人類の関心の的となってきた。いくつかの明るい彗星の出現の記録は、古文献などに残っている。古代ギリシアの時代から長い間、彗星は大気圏内の現象だと考えられてきたが、16世紀になって、宇宙空間にあることが証明された。彗星の性質などには未だに不明な点も多く、彗星の核に探査機が送り込まれるなど、現在でも大きな関心が寄せられ、研究が活発に続けられている。
彗星には、発見報告順に最大3人まで発見者(個人またはチーム、プロジェクト)の名前が付けられる。彗星を熱心に捜索する「コメットハンター」と呼ばれる天文家もいるが、近年は多くの彗星が自動捜索プロジェクトによって発見されるようになっている。
太陽系の天体の分類恒星(太陽)
太陽の
周りを
回る
天体惑星地球型惑星
木星型惑星
天王星型惑星
準惑星小惑星
(minor
planet)小惑星 (asteroid)
太陽系
外縁
天体冥王星型天体
太陽系
小天体太陽系外縁天体
小惑星 (asteroid)
彗星