建築家
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建築家(けんちくか)とは、自らの学的見地・論理的分析にもとづいて建築物設計し、実現に必要な知識や折衝能力・監督能力を有する人のことである。すなわち、計画・意匠面の考案者・著作者であるとともに、実現の上での技術的側面を統括・指揮する責任者である(参照: 建築)。
目次

1 建築家の地位

1.1 欧米の「建築家」

1.2 日本の「建築家」

1.3 日本と海外との比較

1.4 ゼネコン設計部

1.5 プロフェッサー・アーキテクト


2 建築に関する賞

3 おもな関連団体

4 著名建築家(海外)

4.1 ルネサンスから歴史主義建築

4.2 近代建築以降(生年順)

4.3 来日して活動した建築家


5 著名建築家(国内)(生年順)

6 主要な建築設計事務所

6.1 海外

6.2 日本

6.3 組織系建築設計事務所

6.4 ゼネコン系設計部


7 建築家を養成する(養成した)著名な学校

8 素人建築家

9 関連項目

10 外部リンク

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建築家の地位


欧米の「建築家」

欧米における建築家は、伝統的に医師弁護士と共にプロフェッショナル(公益のために働く専門家)として扱われており、構造・設備などの技術者(エンジニア)とは区別される。

「建築家」というとき、古代ギリシャ・ローマより始まる西欧流アーキテクトを想起するが、そのアーキテクトにもさまぎまな歴史があり、たとえば古代ではそれは建築術をほじめ土木技術、造兵技術、機械技術を含んだ「大技術者」、いうなればグラフトマン(工匠)で「大工」という意味であった。中世ヨーロッパ大聖堂を築いた工匠は存在しても、建築技術者は一般に職人と見られていた。建築家の地位が確立ししたのはルネサンス期以降で、建築家の名前が作品とともに伝えられるようになった。15世紀イタリアブルネレスキが建築家の始めとされる。当時、フィレンツェ大聖堂(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)に世界最大のドーム屋根をかけることが課題となっていたが、巨大な足場が必要になるため、建設は非常に困難と見られていた。ブルネレスキはこの課題に合理的な解決をもたらし、足場を築かずにドームを造る方法を提案して、ドームの建設にあたった。また、万能の天才といわれた人文主義者アルベルティは『建築論』を著し、学問的に建築学を位置づけた。これらの人物の活動によって、次第に職人とは異なり、高い教養科学知識を持つ建築家の職能が確立していった。イタリアなど南欧諸国においては、ルネサンス期以降、建築家は主に社会的な事業に関わる芸術家として尊敬を集めさせてきた。こうして、アーキテクトが芸術家的意味を帯びるのは15世紀のイタリア・ルネッサンスに始まると同時に建築の形態が学問として科学的に解析検討され、芸術としての本性が追求された。建築家は技術者との職分から、学者であり芸術家・デザイナーとしての側面を持つに至る。

ところがイタリアに比べ当時は後進国であったイギリスでは環境芸術家や都市デザイナーアーキテクト的な側面は、イギリスで中世以来発展してきたサーベイヤー(測量技師、調査師または調査官などと邦訳される)という職能の一部として機能する。そしてこのイギリス的特性の中で形成されていくのが、近代的アーキテクト像とされる。イギリス最初期にデザイン系の建築家となるイニゴー・ジョーンズや後のクリストファー・レンなど、多くの著名な建築家は、当初王室サーベイヤーとして活躍し、のちに建築家へと発展し、建築作品を残していく。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mango