建築学(けんちくがく)とは、建築物の設計や歴史などについて研究する学問である。構造や材料などの工学的な側面と、デザインや建築史について研究する芸術的・文化的な側面を持つ。かつての建築家があらゆる課題を各自解決する必要があったように、建築学は総合的学問であったが、現代では分化が進んでおりそれぞれの分野に特化している。
目次
1 構造系
1.1 建築構造
1.2 建築材料
2 計画系
2.1 建築計画
2.2 建築設備
2.3 建築意匠
2.4 都市計画学
2.5 建築史
2.6 不動産科学
2.7 その他
3 関連分野
4 名称の変更
5 教育機関
6 関連項目
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他の国では建築学科は工学部に属さないことが大半なので、工学部系の建築関連学部学科で取り扱うことがほとんどであるが、日本の大学では工学部に属する建築学科で学習、研究がなされている。 おもに、鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造、木構造などの構造、および構造力学について研究する。
倒壊、消耗、破損などを防ぐべく、建築に用いられる材質について研究する。また、日本では古来より、木造建築物による火災被害が深刻視され木造建築物が密集した地域が数多く存在していた事により、火災が一度発生すると被害が拡大し、経済的に多大な損失を与えていた為、戦後は主に不燃性、難燃性素材開発を目的とした研究が重要視されてきた。 近年に至り、不燃性、難燃性素材の開発がほぼ完成形を見せる一方、現在では主に地震に対する耐震、免震素材への興味が高まりつつある。
合理的な配置、動線、規模、備品の数などについて研究する。(平面計画)
建築物に用いる設備について研究する。機械設備と電気設備とがある。
デザインについて研究する。またそれに関連して、図法(平面図・立面図・断面図やパース図等の書き方)や、CADの使い方も学ぶ対象となる。
詳細は都市計画を参照
詳細は建築史を参照
古代以来の各時代や社会と建築の関係、工法の発達などを研究する。
詳細は不動産学を参照
建築教育研究、建築経済、建築生産、住宅、文化財修復などの分野や、防災、海洋、近年では環境工学(計画原論)や情報システム工学の面からも研究が行われている。
関連分野
環境デザイン
造園・庭園
ランドスケープデザイン
都市計画
都市設計
都市工学
造船学
土木工学
インテリア・インテリアデザイン
スペースデザイン
"Architecture"の訳語としての「建築」という言葉は明治維新に近い幕末の1862(文久2)年に蕃書調書の堀達之助が編纂した「英和対訳袖珍辞書」の中で"Architect"に「建築術ノ斈者」、"Architecture"を「建築斈」に当てられた。札幌の開拓使は“建築”を採用している。一方、明治時代の当初、工部省などで"Architecture"は「造家」としていた。これは上記辞書を刊行した2年後の1864(元治元)年に村上英俊が編纂した「儒語明要」で"Architecture"は「造家」と訳していた。ほぼ同時期にArchitectureを意味する2つの造語が誕生していた。
伊東忠太は、造家学では工学的意味合いが強いため、建築と改めることを提唱する。造家学会、造家学科は建築学会、建築学科などと改められたが、佐野利器らの出現によってまた関東大震災などの影響下で工学的傾向自体は変わらなかった。
詳細は建築学科を参照
関連項目
建築
卒業制作
建築学科
建築家
建築物
建築史
世界遺産
プリツカー賞
国際建築家連合
新建築 2005年で創刊80年をむかえる月刊誌。建築家の最新作15〜25作品と、論文、対談などからなる。日本建築学会賞作品部門などの賞も、ほとんど新建築掲載作品が受賞している。