広汎性発達障害
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広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい、pervasive developmental disorders , PDD)は下記のような障害の総称。なお、知的障害の無い、もしくは軽いものは高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)と呼ばれ、軽度発達障害に分類されるが自閉症と広汎性発達障害は別個の障害ではなく一連の発達障害を含む障害の総称である。WHO(世界保健機関)の定義案によれば、幼児自閉症は遅くとも生後30ヶ月以内に症状が認められる症候群であるとされている。この障害はレット障害または小児期崩壊性障害ではうまく説明されない。広汎性発達機能障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群などを合わせて、発達機能障害と総称する。


種類
小児自閉症
DSM-IVによる自閉症の診断基準として3つの点が基本障害とされている。
対人的な相互反応の障害、社会性の障害。

言語、非言語によるコミュニケーションの障害。

想像力の障害とそれに基づく行動の障害。
てんかんなどの脳波異常や脳室拡大が合併する事もある。難治性ではあるが特定の症例を除き進行性ではなく、一患者に於いては発達が見られる。古典的タイプのカナー型自閉症の発症率は約1,000人に1人で男:女=4:1と50年前には報告されている。人種による差はない。アスペルガー症候群を除き言葉の発達の障害が見られるため聴覚障害と鑑別しなければならない。聴覚障害や癲癇(てんかん)は脳波を取ることで客観的に検査できる。治療は、コミュニケーションを促す療育的対応を基本として、個別一過性の症状には対症的な薬物療法を行う。薬物療法は、自傷行為に対して向精神薬を用いる等する。予後は、社会の受け入れ態勢の整備と共に徐々に改善してきており、幼児期にIQが高かったり、意味を持つ言葉の発達が良好であったりその消失がなければ、予後は比較的良いとされるが、その症例は十人十色、さまざまであり個別のケアが望まれる。
レット症候群
1966年、ウイーンの小児神経科の医師 Andreas Rett(アンドレアス・レット)博士によって一つの症例が発表され、彼の名を取って「レット症候群」と名付けられた。ほとんど女児に起こる進行性の神経疾患で、知能や言語・運動能力が遅れ、常に手をもむような動作や、手をたたいたり、手を口に入れたりなどの動作を繰り返すことが特徴。生後六ヶ月から一年六ヶ月の頃に発症。児童期には体幹失調・脊椎変形・舞踏病様運動・てんかん発作が現れ、進行性。運動機能が崩壊する。精神遅滞は重度。ほとんど女児に発症。
小児期崩壊性障害

アスペルガー症候群
一般的には自閉症の軽度例と考えられているが、自閉傾向が強い場合は社会生活での対人関係に大きな問題が起きるため、必ずしも知的障害がないから問題も軽度であるとは限らない。言語・認知的発達の遅滞はない点で、小児自閉症から区別される。
特定不能の広汎性発達障害
広汎性発達障害の一種で、非定型自閉症とも呼ばれる。小児自閉症の3つの症状が揃わない、など上記の広汎性発達障害のいずれにも分類されないものを指す。


関連項目

・編・歴特別支援教育

学校教育

学校特別支援学校 - 支援教育を行う普通学校 - 職業訓練校 - 通信教育 - 定時制高校(夜間学校・夜間中学)- 専門学校 - NHK放送学園 - 放送大学

学級特別支援学級 - 重複障害学級 - 院内学級 - 複式学級 - 健康学園

制度就学猶予と就学免除 - 就学時健康診断 - 自立活動 - 通級(ことばの教室など) - 準高生

福祉

児童福祉施設知的障害児施設 - 知的障害児通園施設 - 盲ろうあ児施設 - 肢体不自由児施設 - 重症心身障害児施設 - 情緒障害児短期治療施設

制度療育手帳 - 身体障害者手帳 - 精神障害者保健福祉手帳 - 児童福祉

団体全国特別支援学校長会 - 全日本手をつなぐ育成会 - NHK教育テレビ

大分類発達障害 - 知的障害 - 身体障害 - 精神障害

小分類聴覚障害 - 視覚障害 - 言語障害 - 健康障害 - 広汎性発達障害 - 情緒障害 - 学習障害 - 注意欠陥・多動性障害 - 染色体異常 - 自閉症 - アスペルガー症候群 - 脳性麻痺 - 病弱児 - 肢体不自由者 - 重複障害者

その他

心理検査知能検査 - 発達検査 - 性格検査

その他統合教育


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen