年度(ねんど)は、特定の目的のために規定された1年間の区切り方。
会計など事務作業を目的としたものが中心で、またその多くは政府機関や業界団体等により決定されている。日本における具体的な年度の例としては、4月1日から翌年3月31日までを括る「会計年度」や「学校年度」などが有名である。(明治政府より始まったが、官軍である薩長政治により幕府軍に加担した豪雪地帯の奥州、羽州、越州に対する仕打ちとの見方が有力である。年度末近くに除雪、融雪に予算を使わせる意図があったようである)
年度の中には、通常の暦年(暦の上での年)と開始点・終了点が一致するものもあるが、そのような期間をあえて「年度」と呼ぶ例は少ない。このため、グレゴリオ暦が採用されている日本では多くの場合、グレゴリオ暦における1月1日以外を開始点とする(通常の暦年と開始点・終了点が異なる)ものが、狭義の「年度」とされ、暦年と区別する意味で「年度」と呼んでいる。
なお、単純に「○○年の」という意味で「○○年度」という表現が使われることがあるが、多くは誤用である。
各年度は「2008年度」などと表記し、また現在の年度を「今年度」、ひとつ前の年度を「昨年度」「前年度」などとする。新しい年度は「新年度」であり、その始まりは「年度始め」、終わりは「年度末」となる。
※各例には「日本の場合」などと注釈をつけているが、当該国以外における例は確認しているわけではないため、他国においてはそもそもそのような年度が存在しない可能性がある。
代表例
会計年度 - 会計用の年度。日本の場合、4月開始。その他の国では10月−翌年9月(アメリカなど)や1月−12月(暦年と同じ。ヨーロッパ、中国など)がある。
学校年度 - 一学年の期間。日本の場合、4月1日開始(翌年3月31日まで)。外国では9月入学−翌年8月までが多い。
農業など
いも年度 - 日本の場合、9月開始。
生糸年度 - 日本の場合、6月開始。
砂糖年度 - 日本の場合、10月開始。
大豆年度 - 日本の場合、10月開始。
でん粉年度 - 日本の場合、10月開始。
トウモロコシ年度 - 米国
農薬年度 - 日本の場合、10月開始。
肥料年度 - 日本の場合、7月開始。
米穀年度 - 日本の場合、11月開始。
麦年度 - 日本の場合、7月開始。
その他
酒造年度 - 酒造業界用の年度。日本では国税庁が規定した7月開始のものが使われている。 ⇒[1]
冷凍年度 - 空調・冷却機器業界用の年度。日本では日本冷凍空調工業会が規定した10月開始のものが使われている。
外部リンク
⇒NHK文化放送研究所 - 「今年度」「来年度」「新年度」表現上の決まりは?
カテゴリ: 暦法
更新日時:2008年4月12日(土)12:37
取得日時:2008/07/19 07:33