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幕末(ばくまつ)とは、ある幕府による国内統治の末期のことをいう。単に「幕末」といった時は、江戸幕府末期の時代(19世紀半ば)を指す。
目次
1 概説
2 幕末政治史の概要
2.1 条約締結と将軍継嗣問題(1853年〜1858年)
2.2 安政の大獄と桜田門外の変(1858年〜1860年)
2.3 公武合体策と尊王攘夷派の擡頭(1860年〜1863年)
2.4 尊攘派の蹉跌(1863年〜1864年)
2.5 薩長同盟と討幕運動(1864年〜1866年)
2.6 大政奉還と王政復古(1866年〜1867年)
2.7 戊辰戦争(1868年〜1869年)
3 出来事
4 施設
5 幕末の思想
6 組織
7 幕末の兵器
7.1 小銃
7.2 大砲
7.3 艦船
7.4 要塞
8 参考文献
9 関連項目
10 外部リンク
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幕末の期間に関する厳密な定義はないが、嘉永6年(1853年)の黒船つまりアメリカ合衆国のマシュー・ペリー率いるアメリカ海軍のサスケハナ号、サラトガ号、ポーハタン号、ミシシッピ号による艦隊の来航から、慶応3年(1867年)に徳川慶喜が大政奉還をおこなって幕府が日本の全国政権としての地位を失い、翌1868年に明治天皇が即位して元号が「明治」と改元されたときまでとするのが、一般的である。幕府という名目が失われた大政奉還(1867年)、旧幕府軍による抵抗が終了した箱館戦争の終戦(1869年)、幕藩体制が完全に終結した廃藩置県(1871年)なども画期となりうる。
幕末は、徳川宗家の当主が征夷大将軍職に就き、幕府の主宰者として君臨する幕藩体制が変質し、崩壊していく過程であり、また、鎖国すなわち海禁政策を抛棄して開港し、外国との通商貿易の開始によって日本が世界的な資本主義市場経済に組み込まれ、社会そのもののあり方が劇的に変化していく過程でもある。
幕末の過程は、多くの文学作品に描かれており、たとえば島崎藤村の長編小説『夜明け前』などが挙げられる。
政治史の分野においては、幕末の把握に関して、単なる過渡期とするか、あるいはそれ以前以後とは異なった独自の国家状態もしくは国家体制とするかの2つの見方に分かれる。