日本学士院(にっぽんがくしいん、The Japan Academy)は、東京都台東区上野恩賜公園にある文部科学省の特別の機関である。学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関とし、学術の発達に寄与するため必要な事業を行うことを目的とすると日本学士院法1条に定められている。
目次
1 概要
2 沿革
3 会員の構成
4 事業(8条)
5 歴代院長
5.1 東京学士会院(会長)
5.2 帝国学士院(院長)
5.3 日本学士院(院長)
6 関連項目
7 外部リンク
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学士院は栄誉機関(つまり殿堂)であって同時に研究機関である。外国のアカデミーは研究活動も行っているが、日本学士院では内部に「今更研究をするのはいかがなものか」というような声も多く、研究機関としての面は他国に比べ薄い。とはいえ、毎月定例の研究会を開催し、そこで研究発表が行われ、また研究成果は「日本学士院紀要」として公刊されてもいる。恩賜賞や日本学士院賞、エジンバラ公賞の授賞も行っている。
学士院会員には文化功労者より低い年金(250万円)が授与されるが(9条)、これは特別職の非常勤国家公務員(3条3項)としての給与名目で支給されており課税の対象になる。会員の選出は、各部分科会員の投票により決定される。会員は終身であり(3条2項)、定員は150名である(2条2項)。
エジンバラ公は日本学士院の名誉会員である。
沿革
1879年 - 東京学士会院創設(会員定員40名)。
1890年 - 東京学士会院規程公布。
1906年 - 帝国学士院規程公布(会員定員60名)。
1911年 - 恩賜賞創設。
1911年 - 帝国学士院賞創設。
1919年 - 国際学士院連合(UAI)加盟
1925年 - 貴族院に帝国学士院会員議員が設置される(1部・2部から各2名ずつ計4名、任期7年)
1947年 - 日本学士院と改称。貴族院廃止とともに帝国学士院会員議員も廃止される。
1949年 - 日本学術会議の附置機関となる(会員定員150名)。
1956年 - 日本学士院法公布、日本学術会議から独立。
1987年 - エジンバラ公賞創設。
会員の構成
第1部 - 人文科学・社会科学部門
第1分科 - 文学・史学・哲学・人類学・言語学・宗教学(定員30)
第2分科 - 法律学・政治学(定員24)
第3分科 - 経済学・商学(定員16)
第2部 - 自然科学部門
第4分科 - 理学(天文学・物理学・数学・地学・化学・生物学・鉱物学)(定員31)
第5分科 - 工学(定員17)
第6分科 - 農学(定員12)
第7分科 - 医学・薬学・歯学(定員20)
事業(8条)
授賞
恩賜賞
日本学士院賞
エジンバラ公賞
日本学士院学術奨励賞
紀要の編集及び発行
日本学士院紀要
PROCEEDINGS OF THE JAPAN ACADEMY
その他学術の研究を奨励するため必要な事業で、日本学士院が行うことを適当とするもの
国際交流
研究費補助活動
公開講演会
東京学士会院(会長)
初代 福澤諭吉 - 1879年(明治12年)1月?1879年(明治12年)6月
2代 西周 - 1879年(明治12年)6月?1880年(明治13年)12月
3代 加藤弘之(政治学) - 1880年(明治13年)12月?1882年(明治15年)6月
4代 西周 - 1882年(明治15年)6月?1886年(明治19年)6月
5代 加藤弘之 - 1886年(明治19年)6月?1895年(明治28年)12月
6代 細川潤次郎(法学)- 1895年(明治28年)12月?1897年(明治30年)12月
7代 加藤弘之 - 1897年(明治30年)12月?1906年(明治39年)6月