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春秋左氏傳(しゅんじゅうさしでん)は、孔子の編纂と伝えられる歴史書『春秋』の代表的な注釈書の1つで、通称『左伝』。現存する他の注釈書として『春秋公羊伝』、『春秋穀梁伝』とあわせて三伝と呼ばれる。『左伝』の作者は、魯の左丘明であるといわれてるが、定かではない。
『左伝』は、他の三伝と異なり豊富な資料を元にし、詳細に『春秋』を補っており現在の春秋時代を理解する重要な資料として知られる。特に、当時の戦争に関する記載は詳細である。また、同時期を扱った歴史書『国語』は『左伝』と一対の作品とみなす説があり、「春秋外伝」と呼ばれた。
『春秋』の注釈として前漢では公羊伝・穀梁伝が学官に立てられていたが、新では劉?が『左伝』を学官に立てた。後漢では学官に立てられなかったが、服虔が訓詁学に基づいて注をつくるなどして、やがて公羊学を圧倒した。西晋では杜預が『春秋』経文と『左伝』とを一つにして注釈を施した『春秋経伝集解』を作り、以後、春秋学のスタンダードとなった。唐代には『春秋経伝集解』に対する疏の『春秋正義』が作られた。しかし、唐代以降、『左伝』は『春秋』の注釈として否定的にとらえられるようになり、宋代になると『左伝』は排斥された。南宋の儒学者朱熹も「左伝は史学、公・穀は経学」と述べ、『左伝』を歴史書として考えている。
邦訳
岩本憲司『春秋左氏伝杜預集解』(汲古書院) ISBN 4762926620
小倉芳彦『春秋左氏伝』(岩波文庫) ISBN 4003321618 ISBN 4003321626 ISBN 4003321634
竹内照夫『春秋左氏伝』(平凡社) ISBN 4582332013
貝塚茂樹『春秋左氏伝』(筑摩書房)
児島献吉郎『国訳春秋左氏伝』(国民文庫刊行会) ⇒訓読文(入力途中)
関連先ウィキソースに ⇒春秋左氏伝の原文があります。
太白
太伯
外部リンク
⇒春秋左氏伝(中文)
カテゴリ: 経書
更新日時:2008年8月6日(水)04:02
取得日時:2008/08/16 06:31