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州・洲(しゅう、す、しま、くに)。

行政区画の一種。この項目で説明。

中州(なかす)。川に囲まれた陸地。

大州(たいしゅう)。「欧州」「豪州」「米州」などの類。

州(しゅう)は、行政区画の一種。

洲とも書く。本来は州が中州を意味したが、州が行政区画も意味するようになったので、さんずいを加えて中州の意味を明らかにした字が洲である。しかし、古来より互いに通用できる。特に現代日本では、洲が当用漢字でないため、意味にかかわらず州と書くことが多い。

州の首都は州都・州府・州庁所在地などと、州の長は州知事・州長などと、州の行政府は州政府・州庁などと呼ばれる。
目次

1 漢字圏の「州」

1.1 中国

1.2 日本

1.3 その他


2 翻訳語としての「州」

3 仏教

4 関連項目

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漢字圏の「州」


中国

九州 (中国)も参照

古く周代には、2500個からなる集落を州と呼んだ。

まもなく地域単位として用いられるようになり、一般に全土(天下)を九等分して九州と呼んだ。九州の名は異説が多いが、『書経』によれば、冀州?州青州徐州豫州荊州揚州雍州梁州である。

後漢は3級制を敷き、州・の3段階の行政区画を置いた。全国を13州に分けて各州に刺史を置いた。その後の王朝も3級制を踏襲したが、煬帝は州を廃止し、郡・県の2級制とした。

隋の次のは郡を州と改名し、州(旧・郡)の上にを設置した。その後、最大の行政単位は道(唐)・路(宋)などと変遷したが、その下の行政区分として州は存続した。977年太宗は全国の州を中央政府の直轄とし、知州事を派遣した。州府(州の役所が置かれた都市)の中には、広州鄭州杭州蘭州温州福州など、現在も州の字を名に持つ都市が少なくない。

中華人民共和国現行制度下では、州は、地区地級市とともに、地級行政区の一種であり、第一級行政区(自治区直轄市)の下、県級行政区(など)の上に位置づけられている。地級市は中国の全省および全自治区に設置されているのに対し、地区、州、盟は、分布に偏りがある。すなわち盟は内モンゴル自治区において、地区は黒龍江貴州甘粛青海の諸省およびチベット自治区において、州は、新疆ウイグル自治区と、内地各省の少数民族地方に設置されている。すなわち、州と名のつく地方行政単位は例外なく、すべていずれかの少数民族の自治州となっている。


日本

日本でも令制国を中国風に通称して州と呼ぶことがあった。なお、州と書いて「くに」と訓ずることもあった。

個々の国を呼ぶときは、国名から1文字(多くの場合1文字目だが例外もある)を取り、例えば武蔵国なら「武州」、甲斐国なら「甲州」と呼ぶ。 令制時に「前中後」や「前後」の国に分けられたが、前者には「越州」とも呼ぶ越前越中越後や、後者には「筑州」とも呼ぶ筑前国筑後国がある。また、「野州」は下野国のみを意味し、上野国は「上州」と呼ぶ。完全なリストは令制国一覧を参照。

長野県歌「信濃の国」の歌い出し「信濃の国は十州に」の「十州」とは、信濃国に隣接する10国(越後越中上野武蔵甲斐駿河遠江三河美濃飛騨)のことである。また「九州」の呼称も9国(豊前豊後筑前筑後肥前肥後日向大隅薩摩)からなっていたことに由来する。日本全土を六十余州と呼ぶのも、明治の改廃まで日本全土の国の数が68であったことに由来する。

日本統治時代の台湾では、1920年から1945年まで、行政区画として5州3庁が置かれた。これは内地の都道府県相当の行政区画で、州には台湾総督府が任命する州知事が派遣された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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