川(かわ)、河川(かせん)とは、水が地表を流れる窪みである河道をいう。
河道は恒久的な構造ではなく、自然の状態では浸食作用により年単位で位置を変える場合がある。特に浸食が老年期に達した準平原で著しい。河道は通常1本ではなく樹状構造を取り、本流と支流からなる。河道に流れる水すなわち河川水は、季節によって変動が激しい場合があり、乾燥気候の土地を流れるものでは一時的に全体が失われることもある。
河川水の源は降水であるが、降水が直接河川に流れ込む以外に、いったん湖を形成するほか、地下水(自由地下水)が流れ込む場合がある。このため、規模の小さな川では、河川水が淡水ではないものもある。
目次
1 河川の流量
1.1 降水量と流量
1.2 流況曲線
2 河川の温度
3 浸食
4 氾濫
5 日本の河川
5.1 法による分類
5.2 川の用語
5.3 治水
5.4 利水
5.4.1 利水の歴史(日本)
5.5 河川の環境
5.6 川の生物
6 水運
7 関連項目
8 外部リンク
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河川の流量は、降水量・流域面積・流域の状況によって変化する。河川の流量は次式で表される。
Qy :河川の年間流出量[m3] Q :河川の年平均流量[m3/s] k :流出係数 p :年間降水量[mm] A :流域面積[km2]
河川の流量を多い順に日数で並べたもので、河川の管理に重要なものである。
流況曲線の期間別流量 豊水量平水量低水量渇水量
最大流量からの日数95185275355
その流量の日数95909090
河川は流域の熱を吸収し、下流に運搬する作用がある。このため、河川の温度は一般に源流において最も低く、下流に及ぶにつれて上昇する。これは温帯に限らず、熱帯、極地でも成立する。
このため河川流域の樹木を伐採すると、すばやく熱が河川に運搬されるため、一般に気温が下がる。これは地表の日照が増えることから気温が上昇するだろうという直感とは逆の結果である。
浸食 この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
氾濫 この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
日本の河川法では下記のように分類される。
一級河川
二級河川
準用河川−国土交通大臣が指定した水系
普通河川−河川法により管理されない川
日本の川は原則として固有名の後に「川」を付けて呼ばれ、上流の小さな川に「沢(さわ)」を付けて呼ばれるものもある。明治時代の初めまでは「河(かわ)」の字をあてることも多かった。中国語の「河」と「江」は、古代中国において黄河が河、長江が江と呼ばれていたことに由来し、それぞれ北方の川と南方の川に付けられる。古い日本語の「河」の字はこれを引き継いだものである。現代では河の字に大河のイメージがあり、修辞的に海外の大河に「河」を付けることもある。
川が地上を流れ始めるところを源または水源、その付近の川を源流という。普通の川は地下水が地上に湧き出る場所を水源として一年中水が流れるが、雨の日や雨季だけ一時的に流れる川もあり、これを枯れ川(涸れ川、水無し川)という。源流から流れた川は、いくつもの他の川と合わさって低い方に流れ、海や湖沼に注ぎ込んで終わる。そうやって川が終わる地点を河口という。蒸発や地下への浸透で水を失い、河口を作ることなしに水が途切れてしまう川もある。外見上は水がなくても地下で水が流れている場合もあり、これを伏流という。
湖沼に流れ込む川をその湖沼の流入河川と呼ぶ。逆に湖沼から流れ出る川は流出河川である。湖沼が川と比べて小さく、川の途中に湖沼がはさまったとみなされる場合があり、その場合には湖沼への流入地点を河口と呼ぶことはない。これはダム湖の場合に多い。
ある地点からみて、源に近い方を川上、河口に近い方を川下という。水が流れてくる方向が川上、流れ去る方向が川下である。また川上を上流、川下を下流とすることもある。川の全体を想定して、上流、下流と二分したり、上流、中流、下流と三分したりすることもある。上流は山地、下流は低地と地形から分けることもある。上流域の段差の激しい河川域を渓流という。
川は下流に行くに従って、いくつもの他の川と合流して大きくなる。合流する川のうち、より大きく長いものを本流または本川とする。このとき本流・本川でないものが支流または支川と呼ばれる。ある地点から川の流れが複数に分かれることもあり、この場合、大きいものを本流、本川、そうでないものを分流または派川と呼ぶ。本流、支流、分流が一般的な語で、本川、支川、派川は役所の用語である。
本流と支流の判定は、微妙な場合があり、歴史的・社会的事情で小さく短い川が本流とされる場合もある。小さな川が多くなる上流部ではどれが本流か特に決まっていないことも多い。近代以降の日本では本流を一つに決めようとする動きが強いが、南アメリカではアマゾン川を代表例として本流・支流の区別に関心が薄い。