山スキー(やますきー)は、人工的なゲレンデ(いわゆるスキー場の意)ではなく、自然の山で行うスキー、またはその用具のことである。山岳スキー、最近ではバックカントリースキー、オフピステスキーなどと呼ばれる事もある。
目次
1 スキー板
2 装備
2.1 服装
2.2 板
2.3 ビンディング
2.4 ストック(ポール)
3 技術
3.1 キックステップ
3.2 ジャンプターン
4 コース
4.1 北海道
4.2 長野県
4.3 富山県
4.4 石川県
5 雪崩の危険性
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スキー板の下にクライミングスキン(シールとも呼ばれる)と呼ぶ、毛の生えた布を付ける事で後ろに滑りにくくなり、スキーを履いたままでも、ある程度の斜面を登ることができる。深雪でも潜りにくい板とストックが向いている。
アルペン(アルパイン)スキー:ゲレンデでよく見かける型。踵を固定/非固定に切り替えられるAT金具を使用したり、ゲレンデ用の金具に踵を上げることの出来るアダプター(セキュラフィックス、アルペントレッカー)をつけることにより、登行時は踵を上げることが出来、滑降時は靴とスキー板を完全に固定することが出来る。
テレマークスキー:靴のつま先だけが固定され、踵がスキー板に固定されていない。アルペンに対し比較的軽量で、ブーツが自然に曲がるので歩きやすいのが特徴。独特のテレマークターンの技術が、主として使われる。クロスカントリースキーやジャンプ用スキーも、これと同じくノルディックスキーの一種である。
スキー用具以外は雪山登山と共通する。特に雪崩ビーコン、ショベル、ゾンデ棒、無線機などが必要である。スキー板やビンディングなどは山スキー専用のものが使われたりもする。また、装備ではないが、冬山遭難における捜索へ対応した保険へ加入しておくのが良い。
雪山登山と同じである。ゲレンデ用のスキーウエアでは不十分である。
ゲレンデの物でも併用可能であるが、山スキー用の板は深雪や悪雪などに対応できるように、極端にサイドカーブがある板よりも幅広のセミファットやファットタイプの板が使われている。
山スキーではビンディング選びが一番重要である。通常のゲレンデ用のビンディングとは違い、斜面を登るのに適したヒールが跳ね上がるものが使用されてる。斜面を登るときは登高モードでヒールを解放し、滑るときはヒールを固定する。昔は通常ビンディングについているリリース機能が付いていなかったが、技術進歩に伴い付け加えられるようになり、安全性はかなり高い。
ストック(ポール)はゲレンデ用のものでも使用可能であるが、山スキー用として3段ないしは2段伸縮タイプのものが多用されている。またリングは深雪などにも対応できるように大きいものが推薦される。
通常のゲレンデとは別に山岳スキーなどに使われる滑降方法や登高方法がある。
つぼ足(板を履かず、ブーツで歩くこと)で斜面を歩くとき、つま先を雪面に蹴り込んで足場を作り、登る方法。下りでは逆に踵を雪面に蹴り込んで歩く。何回か蹴り込んで大きな足場を作ることもある。足場を作ったら垂直方向に体重を乗せる。斜め方向に体重をかけるとスリップする危険がある。
ゲレンデとは違い斜面は整備されていない。腰まで埋まる深雪やウィンドパック(表面が固まり、中はやわらかい状態。 通称:もなか雪)というのがほとんどであり、滑りやすい斜面というのは限られる。そこで使うのがジャンプターンである。板のテールを上げたり、板全体を持ち上げたりするターンである。山岳スキーでは主に後ろに体重を移動させてスキーのトップを持ち上げ、雪の中に埋まった板を出してターンする方法が取られる。
ゲレンデではなく冬山に属するので、危険への対処を各自の責任で行う必要がある。
北海道
札幌近郊(春香山、無意根山など)
大雪山系(旭岳、黒岳、チトカニウシなど)
十勝岳連峰(三段山、前十勝岳など)
ニセコ連峰(アンヌプリ、チセヌプリなど)
富山県
立山周辺
石川県
白山山系
山スキーは雪山登山と同じ、もしくはそれ以上に雪崩に遭遇するリスクが高い。そのため、雪崩に対する正しい知識が必要である。
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