宇宙モデル(うちゅうモデル、Cosmic Model)とは、この宇宙の誕生から進化、さらには終焉までをも包含する宇宙論の前提となる宇宙模型のこと。
宇宙原理によれば、宇宙のあらゆる点は特殊な位置にはない。すなわち、一般座標変換が成立することになる。
この前提に立って、基本宇宙モデルとしては、アインシュタイン-ドジッターモデル。そして、そこから膨張宇宙モデルとして、フリードマンモデルがあり、近年の標準モデルはフリードマン-ルメールモデルによる。
標準モデルとしてビックバンモデル、異端モデルとして定常モデル等が存在する。ビックバンモデルを補完するものとして、インフレーションモデル(インフレーション理論)、Λ-CDM (Lambda-Cold Dark Matter) 等が提案されている。
特に、膨張宇宙モデルにおいては、その物質の成因を無から有が生じるとし、エネルギー及び質量の等価原理によって、質量が生まれたとする。エネルギーの成因は、量子トンネル効果に基づき、エネルギーポテンシャルの障壁を越えて、ある点(あくまでも4次元上の点=3次元として観測すれば、無限大の大きさになる)にエネルギーが集まり、その自己エネルギーによって膨張を始めたものであるとする。
関連項目
宇宙物理学
宇宙論 - 一般相対性理論 - 宇宙のインフレーション
参考文献
佐藤勝彦,『相対性理論』,岩波基礎物理シリーズ9,岩波書店,1996
佐藤文隆,『宇宙物理』,岩波講座 現代の物理学 11,岩波書店,1997
カテゴリ: 宇宙論・宇宙物理学
更新日時:2006年7月12日(水)15:12
取得日時:2008/08/22 00:12