媚中(びちゅう)とは中国に媚を売っているという言葉(スラング)のひとつである。対義語は嫌中である。
目次
1 概要
2 具体例
3 批判
4 関連項目
5 参考文献
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この言葉の由来は、過去に中国特派員を務めた経緯がある「産経新聞」の古森義久・記者がハンミちゃん事件の際に用いたことをきっかけに、ネット上や保守系文化人などの間で広まりだし、中国に親近感を持つ親中派の政治家・言論人・外交官の中でも、とりわけ過剰なまでの贖罪意識に裏打ちされ国益を度外視したと考えられる対中迎合姿勢の激しい人物に対し、軽蔑若しくは抗議の意味で使用されている。国際情報誌・SAPIO(2002年6月12日号)で古森は、当時・中国大使だった阿南惟茂の亡命者締め出し、国家主権侵害への危機感の欠如などを激しく糾弾し、”媚中派”と断じた。中国政府に対するマスメディアの書籍に本格的に登場したのは中国各地で反日暴動が発生し反中世論が醸成された2005年頃である。
2005年には、保守系言論人である田久保忠衛と古森義久により『文化人の通信簿―媚中度から歴史認識まで徹底採点!』が著された。これによれば、媚中派が日本をダメにするとしており、アメリカ合衆国を批判する一方で中国に対して無責任な言論を行い、中華人民共和国政府や中国共産党に媚びる行為をしているとして、筑紫哲也や本宮ひろ志を強く批判している。
また、自民党所属の政治家であっても日本の国益よりも中国の利益を優先する発言や行動を取る(とされる)人物に対して、売国奴として批判するために用いられる場合がある。例えば,親中派とされる河野洋平・衆議院議長などを中国に配慮しすぎているとして“媚中”とするなど、中国に配慮した姿勢を示す政治家に対しては、その政治的影響力から社民党や共産党以上に問題視される傾向がある。
“媚中”の語彙が使用されるのは、多くが中華人民共和国の体制としての共産主義や覇権主義に対する批判に際してである。そのため,中国人に対する民族差別主義的思想から派生したものではないとされるが、ネット右翼のなかには中国を“支那”という様に差別語的に書き込む場合もある。例えば,実際に“媚中”の言葉を使ってネットに書き込むブロガーとして桜井誠がいる。彼は「朝鮮人・支那人(原文ママ)が本質的に非倫理的な文化を持っていると主張している」と ⇒公言している。 以上のように、民族差別的な感情からこの言葉を使用する人も存在しているため、語彙の使用には注意を要する。
最近では一部ブロガーの中から、“媚中”派の中でも特に迎合姿勢の激しい人物に対して、いっそう強調する意味を込めて“屈中”と揶揄する場合もある。
保守的論調をとる産経新聞社グループや新潮社などのマスメディアに寄稿される記事のタイトルや本文に使用される場合が多い。例えば産経の『正論』2006年8月号には、『媚中政権になれば中国が尖閣を占領する』というタイトルで、安倍晋三が政権をとらなければ尖閣諸島問題に不利になると主張が載った他、2006年8月19日には、武部勤自由民主党幹事長(当時)が、自民党総裁選で親中派に対して「中国と良好な関係でなければアジア外交はうまくいかないという論理はナンセンスだ。アジアの国々は中国の覇権主義を恐れている。中国に媚びるような『土下座外交』は良くない」と主張した。これについて産経新聞が『武部幹事長、「安倍政権サポートを。媚中外交は良くない」』と題して報道した。また、同紙のコラムで、政治評論家の屋山太郎は、第3次小泉改造内閣で経済産業大臣に就任した二階俊博が、反日外交を推し進めた江沢民・前国家主席の石碑を地元・和歌山県に誘致を図った(地元の反発で最終的には頓挫)経緯から、「媚中派の雄」と断じた。
一方的に中国に妥協するだけの姿勢には問題があるといえるが、親中派であっても、中国の問題点を指摘し、一定の距離を置いている人も存在し、多様な意見がみられるのに、単純にステレオタイプ的に一括りに批判しているという指摘も一部にある[要出典]。また「媚中」という語を使う者が中華人民共和国の存在を完全否定する傾向があるという意見もある[要出典]。
関連項目
媚朝
民族差別
反共主義
日本鬼子
東亜病夫
差別用語
仮鬼子
学習研究社
参考文献
田久保忠衛、古森義久『文化人の通信簿―媚中度から歴史認識まで徹底採点!』扶桑社 2005年
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | スラング
更新日時:2008年8月12日(火)16:18
取得日時:2008/09/29 08:28