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妄想代理人
アニメ
原作今敏
総監督今敏
シリーズ構成水上清資
脚本水上清資、吉野智美
キャラクターデザイン安藤雅司
音楽平沢進
アニメーション制作マッドハウス
製作「妄想代理人」製作委員会
放送局WOWOW
放送期間2004年2月2日 - 5月17日
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ
『妄想代理人』(もうそうだいりにん、Paranoia Agent)は、マッドハウス製作の今敏によるテレビアニメ作品。全13話構成で2004年2月2日からWOWOWにて毎週月曜日24:05から24:35までスクランブル放送された。今敏が唯一手掛けたテレビアニメ作品である。 疲れた現代社会を癒す人気マスコットキャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は心の闇を持っていた。そして、月子に感化された人々が次々に通り魔「少年バット」に襲われ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出て、多くの目撃者がいるにもかかわらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。 少年バット事件を担当する刑事の猪狩慶一と馬庭光弘は、捜査を進める中で、被害者の持つ不思議な共通項に辿り着く。
あらすじ
登場人物
主要人物
鷺 月子(さぎ つきこ)
声 - 能登麻美子本作の主人公。22歳。M&F(エムアンドエフ)に勤務するアニメキャラデザイナーで、「マロミ」というキャラクターの作者。童顔が特徴。思わぬ成功と名声を得て、周囲の嫉妬と期待に押し潰されそうな生活を送っていた。「少年バット」による最初の被害者。何をやっても不器用なドジっ娘で、不思議ちゃん。12歳の時にも少年バットに似た通り魔に襲われている。実は彼女の狂言で、当時の愛犬マロミの綱を不注意で放してしまい、通りかかった車に撥ねられ死なせてしまったことを父親に言えず、架空の通り魔をでっちあげ、自分も被害者であることを装ったのが真相である。その負の感情が現代に少年バットを蘇らせてしまう。
マロミ
声 - 桃井はるこ月子が考案したキャラクター。物語の中で社会現象になるほどの人気を獲得する。月子が所有する人形は彼女の前でのみ言葉を交わし、様々な助言を与える。月子が昔飼っていた犬と同じ名前を持つ。
猪狩 慶一(いかり けいいち)
声 - 飯塚昭三少年バット事件を担当する刑事で巡査長(係長)。硬派な中年。48歳。いわゆる昔ながらの刑事で、取り調べの際には手をあげたり恐喝じみた事も行っている。病弱ながらも心優しい妻の美佐江がいる。少年バットの事件に翻弄されていき、狐塚誠の一件で職を追われ工事現場の警備員へ転職した後、少年バットの事件から手を引いた。その後犬飼と出会った直後から妄想の世界で月子と行動を共にし馬庭の言葉にも耳を貸さない状況に陥るが、妻・美佐江に再会し今生の別れを告げられたことで正気に戻る。バットで妄想の世界を破壊し、現実の世界に月子と共に帰還する。
馬庭 光弘(まにわ みつひろ)
声 - 関俊彦猪狩と供に事件を担当する刑事。29歳。今時な性格をした猪狩の相棒。聖戦士に詳しく狐塚誠との会話が合う。