好色五人女(こうしょくごにんおんな)は、江戸時代の浮世草子。井原西鶴作。5巻5冊。発刊は1686年(貞享3年)である。5つの独立した物語で構成されており、すべて当時世間に知られていた実話に基づく。各物語のタイトル(とモデルとなった事件)は次の通り。
姿姫路清十郎物語(お夏清十郎)
情を入れし樽屋物かたり(樽屋おせん)
中段に見る暦屋物語(おさん茂兵衛)
恋草からげし八百屋物語(八百屋お七)
恋の山源五兵衛物語(おまん源五兵衛)
書名は「好色」の2字を冠しているが、各話の女性が、現代的な語感で言う「好色」な人物であるわけではない。巻5以外はすべて悲劇的な結末を迎える物語となっており、女性たちは、時には命をも賭けて一途な恋を貫いている。その一方で、物語の語り口には滑稽味や露骨な描写なども多く見られ、現代のいわゆる純愛物の雰囲気とは大きく趣を異にしている。
本作品から翻案した映画『ピンクサロン好色五人女』がある。1978年にっかつ配給、田中登監督、いどあきお脚本。
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更新日時:2008年7月22日(火)19:41
取得日時:2008/08/20 08:45