大正12年度艦艇補充計画
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大正12年度艦艇補充計画(たいしょう12ねんどかんていほじゅうけいかく)は、日本海軍の軍備計画。ワシントン軍縮条約の結果を受けた補助艦艇建造計画で、1923年(大正12年)度からの6年計画で計71隻が建造された。主な建造艦艇は妙高型重巡洋艦吹雪吹雪型駆逐艦)などである。また未成艦の赤城加賀空母に改装された。
目次

1 概要

2 予算

2.1 軍艦製造費

2.2 補助艦艇建造費


3 建造艦艇

3.1 未成艦の改装

3.2 新規建造


4 主力艦改装

5 参考文献

6 関連項目

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概要

1922年(大正11年)2月6日のワシントン軍縮条約締結を受けて、日本海軍は建艦計画の大幅な見直しに迫られた。条約により建造中の主力艦は全て建造中止、未起工の艦もすべて計画中止となった。

補助艦艇建造も計画が縮小された。八八艦隊案八四艦隊案八六艦隊案を含む)の艦艇のうち1922年(大正11年)度までに着手された艦はそのまま継続して建造、1923年(大正12年)度以降着手予定の艦は計画が見直され、未着手110隻余から77隻(実際の建造は71隻)に減少した。これは二等駆逐艦(15隻から0に)、潜水艦(59隻から28隻に減少、特に小型の二等、三等潜水艦)の建造減が大きかった。


予算

一部の艦は八八艦隊案から続く「軍艦補充費」の項から当てられた。「軍艦補充費」での艦艇建造はこの計画で最後となる。代わりに「補助艦艇建造費」の項が新たに設けられ「軍艦補充費」の一部の振り替え、新規予算獲得の形となった。

軍艦製造費:約1億2300万円、補助艦艇建造費:約3億6800万円が第46帝国議会で協賛を得て実施された。


軍艦製造費

1923年(大正12年)度から1925年(大正14年)度までの3カ年計画。(関東大震災の影響で後に1年延長される)

大正12年度以降既定額:667,531,932円

主力艦建造取りやめによる減額:-355,908,156円

補助艦艇建造費への振り替え:-188,177,159円

差し引き合計:123,446,617円


補助艦艇建造費

1923年(大正12年)度から1927年(大正16年=昭和2年)度までの5カ年計画。(関東大震災の影響で後に1年延長される)

軍艦製造費より振り替え:188,177,159円

新規追加:180,692,733円

合計:368,869,892円


建造艦艇

艦名の後の*は、軍艦製造費による建造を示し、無印は補助艦艇建造費による建造を示す。予算成立後の変更は→で示す。


未成艦の改装

航空母艦:2隻(26,900トン型)

赤城*、加賀*

八八艦隊案では2隻新造の予定であったが中止となり、未成巡洋戦艦赤城、天城の改装に振り替えられた。後に天城は関東大震災の被災により解体、代わりに戦艦加賀(未成)が空母へ改装された。


新規建造

巡洋艦:8隻
八八艦隊案では8,000トン型大巡4隻、5,500トン型中巡5隻の計9隻が未起工だったが7,100トン型(古鷹型)2隻に変更された。また新たに7,100トン型(青葉型)2隻、10,000トン型(妙高型)4隻が追加され、計8隻が建造された。

古鷹型:2隻(7,100トン型)
古鷹*、加古*

青葉型:2隻(7,100トン型)
青葉衣笠

妙高型:4隻(10,000トン型)
妙高那智足柄羽黒

駆逐艦:24隻(1,400トン型)→21隻
八八艦隊案で未起工の二等駆逐艦15隻は計画中止。一等駆逐艦22隻は1,400トン型24隻に計画変更となる。後にうち5隻を1,700トン型の吹雪型(特型)に変更し艦型増大のため隻数が減少、竣工は21隻となった。

神風型:4隻(1,400トン型)
第11(追風)*、第13(疾風)*、第15(朝凪)*、第17(夕凪

睦月型:12隻(1,400トン型)
第19(睦月)、第21(如月)、第23(弥生)、第25(卯月)、第27(皐月)、第28号(水無月)、第29(文月)、第30号(長月)、第31号(菊月)、第32号(三日月)、第33号(望月)、第34号(夕月


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki