界:植物界 ⇒Plantae
門:被子植物門 ⇒Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 ⇒Magnoliopsida
亜綱:ビワモドキ亜綱 ⇒Dilleniidae
目:フウチョウソウ目 ⇒Capparales
科:アブラナ科 ⇒Brassicaceae
属:ダイコン属 Raphanus
種:ダイコン R. sativus
学名
Raphanus sativus
英名
⇒daikon radish
大根畑
ダイコン(大根)はアブラナ科の野菜。主として肥大した根、茎、胚軸を食用とするほか、種子から油が採れ、土壌改良にも利用される。
形状や色も多様で、皮の色は主に白(ハツカダイコンは赤など、白でないものも多い)。
地中海地方や中東が原産で、古代エジプトから食用としていた記録がある。ユーラシアの各地でも利用されており、日本では弥生時代には伝わり、在来種と中国ダイコンの交雑で栽培品種が成立。江戸時代には関東の江戸近郊である板橋・練馬・浦和・三浦半島あたりが特産地となり、その中で練馬大根は特に有名であった。ダイコンは日本においては品種・調理法とも豊富であり、現代の日本人の食卓(なべ・おでん等)には欠かすことのできない野菜となっている。
野菜としての位置づけにおいては、カブとの類似性が高い。なお、サトウダイコン(いわゆるビート)はアカザ科の別種。
目次
1 学術
2 特徴
3 主な品種
4 食材
4.1 根
4.2 葉
4.3 カイワレ
4.4 種子
5 保存法
6 文学
7 関連項目
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学術
学名:Raphanus sativus L. var. longipinnatus L.H.Bailey(ハマダイコンやハツカダイコンなどを含んだ意味ではRaphanus sativus L.)
英名:daikon radish、Japanese radish
奇形三又大根(固い土や小石の多い畝で栽培した場合に多く見られる)ハマダイコンの花
日当りのよい砂浜などに自生的に生育するハマダイコン(Raphanus sativus var. hortensis f. raphanistroides )やノダイコンなどは、野菜のダイコンが逸出したものが起源と考えられている。
アブラナ科の植物であり、越年草で春に放置すれば薹が立ち、枝の先にアブラナに似た紫がかった白い花がつく。
根出葉は羽状複葉、頂小葉は大きい。地下に垂直に根が伸び、主軸が肥大して、食べられる。ちなみに肥大部は根と言われるが、発生学的には全てが根ではない。畑での栽培時における、大根の地上に現れている部分と地下部がおおよそそれぞれ胚軸と根に相当する。肥大部の茎頂側(上側)の2次根の発生が認められない部分は胚軸である。根からは両側一列づつ2次根が出る。店先のダイコンではその痕跡がくぼんだ点の列として観察できる。
主な品種
桜島 (胴回りが巨大)
聖護院 (京野菜・球形)
辛味 (見た目はカブに近いが、汁気が少なく辛味が強い。主に蕎麦などの薬味に用いられる。京野菜など)
守口 (きわめて細長い。守口漬に使う)
源助 (加賀野菜。短く太い。甘味が強く煮崩れしにくいことから、おでんに向いているとされる)
練馬・三浦・浅尾 (いわゆる白首大根)
宮重 (いわゆる青首大根)
紅大根(長崎原産の大根)
今は宮重系の青首大根が主流。これは白首大根は根が地中深く張り、青首大根は反対に地上に伸びる性質が強く、同じ大きさのダイコンでも白首大根よりも収穫作業が楽である為と言われる。現在の練馬や三浦では、一部の農家が品種保存を兼ねて白首大根を栽培している。
調理法は生食として大根おろし、サラダ(春に収穫されるみずみずしい大根を用いることが多い)、繊切りにして刺身のけんなどに使われるほか浅漬けなどに、またおでんやブリ大根などの煮込み料理、味噌汁の具としてなど幅広く使われる。