日本の大学野球(にほんのだいがくやきゅう)とは、日本における大学相当の学校法人組織に所属する野球部が主体となって行われる野球競技の一般総称である。
なお、大学校ならびに一部の高等専門学校の後半期学年(第4学年、第5学年)も対象となっている。また、6年制を採っている学部生(薬学部の一部と医学部・歯学部・獣医学部)の場合は、生涯通年として最大4年間までの制限の下でその登録・在籍の対象になっている。
目次
1 概略
2 主な大会
2.1 硬式野球
2.2 準硬式野球
2.3 軟式野球
2.4 女子野球
2.5 高専野球
3 大学野球競技団体と他の団体との関係
4 沿革
4.1 明治期(1868〜1911)
4.2 大正期(1912〜1925)
4.3 昭和期(1926〜1988)
4.4 平成期(1989〜)
5 リーグの創設年に関して
6 マスコミ報道関連について
6.1 硬式大学野球
6.1.1 出版物
6.1.2 放送
6.1.2.1 全国対象
6.1.2.1.1 継続中
6.1.2.1.2 過去の実績
6.1.2.2 ローカル
6.1.2.2.1 継続中
6.1.2.2.2 過去の実績
6.2 準硬式・軟式・女子大学野球
6.2.1 関連出版物一覧
6.2.2 主要五大学リーグ
7 脚注
8 その他の関連項目
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元来、野球競技は、現在で言うところの硬式野球の事であり、準硬式野球、軟式野球は日本で生まれた独特の派生競技である。従って、日本国内における大学野球も、硬式野球を前提に発展してきた。
野球自体は、古くはアメリカから導入されたスポーツであるが、日本における創成期の頃は、高等教育機関である、大学・専門学校・高等学校などの学生が積極的に行なった為、当初はエリート学校の学生が行なう遊戯として始まり、他の学校や一般庶民に普及していった。人気の面でも第二次大戦後までは職業野球より高かった。
その野球競技が普及する過程で、その中から少年野球を中心にして広まった軟式野球が成年にも広まり、しだいに大学生の間にも広まっていき、やがてはその中からより硬式に近い感覚でできるものとして(使用球の開発とともに)準硬式野球が生まれた。
このように日本国内においては、野球競技が硬式野球・準硬式野球・軟式野球に細分化されて発達。また、競技の過熱化の影響から政府による野球統制令なども生まれた。しかし数年を経た後に、野球分野の指導者たちが政府の干渉を嫌って独自の連盟組織を立ち上げ強化する努力を行ない、法案廃止にまで至るなどの歴史的経緯の結果、それぞれの野球連盟は他のスポーツ競技連盟の多くが加盟する日本体育協会などの統制組織には入らず独自の運営を行なってきた。これは、大学野球だけにとどまらず、ほかの各種の野球競技においても似たような情況を経てきており、こういった状況が現在の日本国内における野球競技の組織運営形態の複雑さに色濃く残ったものとなっている。従って大学野球においても硬式野球・準硬式野球・軟式野球は基本的には一つに統一されていないそれぞれ別管轄として運営されている。
短期大学チームも大学の一部として対象になるが、実際には各連盟毎に異なった加盟条件の細部規定があり、短期大学チームは認めていない連盟、単独チームは可能だが、短期大学部の学生を通常の4年制大学チームとして登録する事は禁止している連盟など様々である。高専単独チームも、チーム登録部員を4〜5年生に制限する(後述を参照)事で短期大学単独チームとして参加を認めている連盟もある。
また、元来は男性が主体で行なう競技とされてきた経緯があるが、近年になって女子野球(硬式・軟式)も新たに加わる形となって過渡期を迎えており、女子の競技者やチームをどういった形で受け入れていくかも、硬式・準硬式・軟式の分野でそれぞれ独自の方針に従って行なわれている。(一般社会人もまた別の規定などがある。)
以上の経緯から、同じ種別(硬式・準硬式・軟式)の野球部なら、どの野球連盟(後述を参照)傘下に加盟するかは、その野球チームの任意となる。学校単位の学生チームも地域の社会人野球連盟に登録することも可能であるが、協約により学生と社会人双方への重複加盟は禁止されている。但しその協約は、あくまで日本学生野球協会と日本野球連盟との間のもので、軟式野球・準硬式野球・女子野球や医科学生総合体育連盟のような他競技連盟に参加しているチームには適用されない。