夏型原子力潜水艦(かがたげんしりょくせんすいかん、シアがた、PLAN SSBN Xia class)は、中国海軍初の弾道ミサイル搭載原子力潜水艦 (SSBN) 092型の、NATOコードネームである。
本型は、漢型原子力潜水艦をベースに、弾道ミサイル発射筒12基をセイル後方に装備した艦である。
目次
1 運用状況
2 武装
2.1 JL-1ミサイル
2.2 魚雷
3 コードネームの由来
4 後継艦
5 要目
6 出典
7 関連項目
8 外部リンク
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406号艦1隻のみが就役したが、1987年に就役して以降、漢型原子力潜水艦と同様の放射能漏れ事故を起こし、故障のため10年近くドック入りしていた。最近も短期間港から出ることがあるものの、本格的に稼働してはいない模様だが、海上を行動中の写真が中国側から発表されており、いちおうは健在と推測する見方もある。機関の信頼性の問題からだと言われている。
性能上は太平洋にも出動できるが中国の近海を離れての行動は確認されていない。北海艦隊に所属し、葫蘆島HULUDAO造船所を拠点に渤海に展開している。長期行動、外洋進出は1度も実施されていない。
本型は巨浪一型(JL-1)弾道ミサイル(発射重量14,700 kg、最大射程2,150 km)を12基装備が可能で、海中に潜んだまま発射できる。このミサイルは、開発計画当初から陸海共用弾道ミサイルとして設計され、姉妹に相当する陸上発射用中距離弾道ミサイル「東風二一型」 (DF-21) とほぼ同一である。射程が比較的短いJL-1ミサイルでは戦略核戦力としては不充分であるため、射程延伸型のJL-1A(最大射程3,000-4,000 km)に置換され、さらに後継で射程が8,000 km以上に延伸された巨浪二型(JL-2)が開発中である。なおJL-2は潜水艦からの発射が成功したと報道された[1]。
艦首に533mm魚雷発射管を6門装備しており、主に自衛用に対艦・対潜水艦の攻撃に使用できる。
中国海軍の国産潜水艦に対し、中国の歴代王朝の名がNATOコードネームとして付けられており、本型は、伝説の中国最古の王朝である「夏(シア)」の名をとって命名された。
就役したのは1隻だけであり、戦略原潜の技術開発や運用技術の取得、国威発揚などが目的で建造された艦と見られる。1隻だけの保有では戦略核抑止力としては不十分で、補給や保守で寄港・ドック入り等を含めたローテーション運用に対応するには3-4隻程度を保有する必要がある。本型の後継艦として、現在、晋型 (Jin class) のNATOコードネームが割り当てられた次世代の弾道ミサイル潜水艦094型が開発されている。晋型でははJL-2(巨浪二型)ミサイルが搭載される予定である。
要目
水中排水量(水中): 7,000 t
全長: 120 m
全幅: 10.0 m
吃水: 8.0 m
主機関: 加圧水炉型原子炉1基/蒸気タービン2基
主軸数: 1軸
最大速力: 22 kt
最大潜行深度: 300 m前後
乗員: 100名
武装: 533 mm魚雷発射管6門、JL-1(巨浪)弾道ミサイル発射筒12基
出典^ 稲坂硬一著 軍事研究 2007年5月号 『質的向上続く中国のミサイル戦力』
関連項目
中華人民共和国海軍艦艇一覧
外部リンク
⇒日本周辺国の軍事兵器
⇒Globalsecurity
⇒Chinese Defence Today
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カテゴリ: 軍艦スタブ | 中華人民共和国の潜水艦 | 原子力潜水艦
更新日時:2008年8月5日(火)11:28
取得日時:2008/08/11 18:14