地中海性気候(ちちゅうかいせいきこう)は、ケッペンの気候区分における気候区のひとつで温帯に属する。記号はCsa,Csb,Csc。
目次
1 この気候区のあらまし
2 この気候の成立条件
3 分布
3.1 典型的な分布地域
3.2 主な分布都市
4 気候の特色
5 植生
6 土壌の特色
7 産業の特色
8 関連項目
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この気候区のあらまし
地中海沿岸をはじめとする中緯度の大陸西岸に分布。
冬に一定の降雨があるが、夏は日ざしが強く乾燥する。
土壌は石灰岩の風化によってできたテラロッサが広く分布、乾燥に強いオリーブや、ブドウなどの果物、柑橘類などの栽培、牧畜が広く行われている。
この気候区は温暖なことからリゾートとして発展している場所も多く、乾燥する夏季を中心に世界各地から多くの人が訪れる。
この気候の成立条件サンティアゴの雨温図アルジェの雨温図
最寒月平均気温が-3℃以上18℃未満。
最暖月平均気温が10℃以上。
年平均降水量が乾燥限界以上。
最多雨月が冬にあり、3×最少雨月降水量<最多雨月降水量 かつ 最少雨月降水量が30mm未満。
更に、最暖月平均気温によって次の3つに分けられる。
Csa : 最暖月平均気温が22℃以上。Csb : 最暖月平均気温が10℃以上22℃未満 かつ 月平均気温10℃以上の月が4ヶ月以上。Csc : 最暖月平均気温が10℃以上22℃未満 かつ 月平均気温10℃以上の月が3ヶ月以下。※Cscはごく限られた地域のみに点在する。
地中海沿岸、及び回帰線よりもやや高緯度となる北緯30〜50度、南緯20〜40度の大陸西岸部に分布。
典型的な分布地域
コート・ダジュールなどヨーロッパ地中海周辺(代表的な分布地域。気候名称もここに由来)
サンフランシスコなど北米大陸西海岸
黒海周辺〜カスピ海周辺にかけた内陸部。
アフリカ大陸北端・南端。
南米大陸西岸の南緯30〜40度。
オーストラリア南西端など。
平均的な年降水量は600mm前後,年平均気温15℃前後で年較差は小さい。
主な分布都市
地中海沿岸周辺
ローマ
パレルモ(シチリア島)
モナコ
マルタ島
アテネ
アルジェ
カサブランカ
イスタンブール
テルアビブ
ベイルート
中央アジア
タシケント
サマルカンド(ステップ気候からの移行部)
太平洋西海岸周辺
サンフランシスコ
ロサンゼルス(注)
サンティアゴ(チリ)など。
アンカラ
パース
ケープタウン
(注)ロサンゼルスは海岸沿いやダウンタウンでは地中海性気候であるが、郊外の内陸部ではステップ気候や砂漠気候になるところもある。