スコットランドのグラスゴー地下鉄メキシコのメキシコシティ地下鉄大阪市営地下鉄御堂筋線
地下鉄道(ちかてつどう)、略して地下鉄(ちかてつ)とは路線の大部分が地下空間に存在する鉄道である。広義で解釈すれば鉄道のトンネル区間や地下駅が存在する区間も地下鉄と呼称し得るが、多くの場合は大都市を中心とした地域に多く見られる路線全体を指す。また一部が地上や高架部分を走っても大半が地下を走っていれば地下鉄となる。
目次
1 概要
1.1 定時性・安全性
1.2 路線の構造
1.3 他の交通機関との連携
1.4 費用
1.5 軍事利用
2 歴史
3 構造
3.1 路線
3.2 駅
3.3 車両
4 建設工法
4.1 開削工法
4.2 シールド工法
4.3 その他の工法
5 運営
6 列車運行
7 地下鉄の安全性
7.1 地震
7.2 水害
7.3 火災
7.4 テロ事件
7.5 人身事故
8 世界の主要な地下鉄
8.1 ヨーロッパ
8.2 北アメリカ
8.3 南アメリカ
8.4 アジア
8.5 アフリカ
8.6 特殊な地下鉄
9 脚注
10 関連項目
11 参考文献
12 外部リンク
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地下を通る路線は地下を走行するため景色が存在せず観光用途には向かないが、高架橋の上を通る路線と同様に踏切や交通信号などの存在を介した道路など他の輸送システムとの相互干渉がないため、市街地が密集している大都市の中心部など本来、定時運行が難しい場所でも定時運行が可能であり、踏切事故などの交通事故の危険性も地上の鉄道路線に比べて低い。また地上を走る路線と異なり強風あるいは雨・雪・霧などによる影響も受けることがなく、この点も定時性確保に寄与している。運転時の視認性が悪いため、信号などの保安装置もより安全なものが採用されていることが多く、衝突事故の危険性も低い。
しかし、低所を走るため排水設備に不備があると水害の危険があり、近年はテロリズムの脅威が認識されている。また、欧米では防火設備の不十分な古い地下鉄も多く、木製の車両やエレベーターが存在しているところもある。
工法にもよるが、地下路線の建設が終了すると地下鉄建設に関係する資材や地下鉄の構造物による地上の土地の占有はほとんど無くなる。地上の構造物に影響を与えることなく地下に路線を建設できる工法もあり、その場合は工事中に道路の車線が減少するなどの地上の交通や都市の景観への影響が少ない。また市街地の地下に路線を通す場合、国によって事情は異なるが多くの場合、法律や地上の土地所有権などが絡む問題を回避する都合から道路(公道)の地下に通すことが多い。道路の地下に路線を建設すると、路線の形状やルートが都市の構造に依存するため、長い直線的な道路が地上に存在しない場所では路線が複雑に曲がりくねったりするほか、細い街路の地下にしか通せない場合、小型の車両を採用した路線になることも珍しくない。そのため、一部の路線で地形の都合や建設費削減のために地上区間や高架区間を併用することもある。
他の交通機関との連携地下鉄駅構内(ストックホルム)