国語(こくご)は、日本の学校教育において、日本語および言語表現の理解、言語による表現方法の獲得などを目的として行われる教科であり、初等教育(小学校の段階)から中等教育(中学校・高等学校の段階)に設けられている。戦前の中等教育では国漢科とされていたものがおおむねこれに該当する。
目次
1 概要
2 大学受験での扱い
2.1 国語総合(過去は、国語I・国語II)
3 関連文献
4 関連項目
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内容は相当に多岐にわたっており、学習段階ごとに含まれる分野が異なっているが、どの段階においても、おおまかにいって文字(表記)・発音・文法・語彙等の体系や、言語そのものの特質などを教える言語の指導(言語教育。学習指導要領の用語では「言語事項」)と、言語活動の指導(読み方教育または読解指導、作文、話し言葉の指導)の2分野に分かれている。
初等教育段階においては、日本語の読み書き、読解能力の育成、作文教育など、狭義の意味での国語(ただしいずれも口語文法による現代日本語に限定されている)に加え、書写(書道の一種)が含まれている。
中等教育段階では、以上の内容に加え、日本語による古典作品(文語文法にもとづく)の読解、漢文の読解、などがさらに加わり、教育現場では、前者を古文、後者を漢文と称し、2つを併せて古典と呼んでいる。必然的に、これに対して口語文法による言語表現の読解は現代文の名を以てせられることが多い。また、高等学校の段階では、書写は国語科から切り離され、書道として芸術科に区分されるようになる。また、作文教育を独立させ、大学入試への対応を旨として小論文と呼ばれる授業・科目が設置されることもある。教科「国語」は、「英語」、「数学」と共に主要3教科と位置づけられ、重視されている。
なお、口語文法の学習は通常、中学校で、文語文法の学習は通常、高等学校で行われる。
なお、小学校と中学校の国語の学習内容については、「漢字を覚えること」「語彙・諺・慣用句などを覚えること」「文学鑑賞」「説明文の読解」が学習内容の全て(もしくはメイン)のように思われることも多い。しかし、実際には、それらだけが全てではなく、口頭表現や作文など表現力の育成も行われている。
漢字を覚えることは、確かに日本の国語学習の中で大きな比重を占めており、多くの児童・生徒(少なくとも一般的な学力のもの)にとって、学習負担も大きい。また、漢字を覚えないと、国語学習全体(ひいては他科目の学習)にも大きな支障を来すのだが、この件については理解を要する。
同様に文学作品(詩歌・物語)や説明文を鑑賞させて、それから教訓などを学んだり感動したり情操を養うことなどが国語の勉強と思われがちだが、これも国語教育の一部に過ぎない[要出典](あるいは本来の国語教育ではない)。ただし、こうした経緯から、国語には情操教育的な機能が期待されることが多い[要出典]。
中学校・高等学校の国語科担当教員は、しばしば出版作品・映像作品(フィクション・ノンフィクション共に)において、生徒の心の教育に情熱を注ぐ人物として描かれることが多い。[要出典]『3年B組金八先生』の主人公、『生徒諸君!』の主人公の担任(および後年作品の主人公自身)などがその例であり、また実録でも例が多い。これは作者・著述家などの実体験の影響や取材の結果が主因であろうが、背景としてこの科目で生徒が文化を知ったり情操を養う例が多いためとも考えられる[要出所明記]。
また、中学校・高等学校において(特に中学校で)女性教員の比較的多い科目の一つでもある[要出典]。
大学受験では、文系では英語・地歴とともに重要な教科である。一方、理系では国公立大学の場合は大学入試センター試験で課されるのみであり、二次試験でも課されるのは東京大学・京都大学・名古屋大学などの最難関校にほぼ限られる。私立大学の場合は、選択科目にある場合もあるが、多くはない。
国語は大学入試センター試験の受験科目でもある。 「国語総合」は高等学校学習指導要領で定めらていた教科「国語」の科目の一つである。2003年(平成15年)以降に入学した場合の学習指導要領では、全ての高等学校において「国語表現I」との選択で、必ず履修する必履修科目(必修科目)と位置づけられている。以前の「国語I」と比較すると「話す・聞く」「書く」の分野をより重視する内容である。
なお、1994年(平成6年)〜2002年(平成14年)に入学した場合の学習指導要領では、「国語I」と「国語II」は、ともに高等学校学習指導要領で定めらていた教科「国語」の科目の1つであり、このうち「国語I」については、すべての高等学校において必ず履修する必履修科目(必修科目)と位置づけられていた。また、大学入試センター試験では、「国語I」または「国語I・国語II」の2つの試験があり受験生が選択して受験していたが、国語という教科で同じような構成の試験を2つ行うことに批判の声もあった。なお、受験者は圧倒的に「国語I・国語II」が多かった。