国宝
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城郭建築:姫路城連立天守 (姫路市)寺院建築:法隆寺金堂・五重塔 (斑鳩町)書跡:弘法大師筆尺牘「風信帖」(東寺神社建築:宇治上神社本殿覆屋 (宇治市)寺院建築:三仏寺奥院(投入堂、鳥取県)彫刻:臼杵磨崖仏(阿弥陀三尊像)絵画:如拙筆 瓢鮎図(退蔵院学校建築:閑谷学校 (岡山県備前市)絵画:長谷川等伯筆 松林図(右隻)東京国立博物館洋風建築:大浦天主堂(長崎市)

国宝(こくほう、英語:National treasures)とは日本の文化財保護法によって国が指定した有形文化財(重要文化財)のうち、世界文化の見地から価値の高いものでたぐいない国民の宝たるものであるとして国(文部科学大臣)が指定したものである(文化財保護法第27条第2項)。建造物・絵画彫刻・工芸品・書跡・典籍・古文書・考古資料・歴史資料などが指定されている。

法的には、国宝は重要文化財の一種である。国宝・重要文化財の指定手続、指定制度の沿革などについては、重要文化財の項を参照。

なお、いわゆる「人間国宝」とは重要無形文化財に指定された芸能、技術等の保持者として各個認定された者の通称である。
目次

1 国宝の指定件数

2 「旧国宝」と「新国宝」

3 国宝指定の対象

4 ジャンル別の指定物件概要

4.1 建造物の部

4.2 絵画の部

4.3 彫刻の部

4.4 工芸品の部

4.5 書跡・典籍の部

4.6 古文書の部

4.7 考古資料の部

4.8 歴史資料の部


5 2001年(平成13年)以降に指定された国宝の一覧

6 国宝の存在しない県

7 関連項目

8 外部リンク

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国宝の指定件数

2008年平成20年)指定分までを含めた国宝の指定件数は以下のとおりである。

建造物 214件(262棟)

美術工芸品 862件(以下内訳)

絵画 157件

彫刻 126件

工芸品 252件

書跡・典籍 223件

古文書 59件

考古資料 43件

歴史資料 2件

なお以上の数字は指定の「件数」であって、「点数」ではない。和歌山・金剛峯寺の金銀字一切経4,296巻、京都府立総合資料館が保管する東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)24,067通のように員数の多いものも件数としては「1件」と数えている。


「旧国宝」と「新国宝」

「国宝」という語の指す意味は文化財保護法施行(1950年(昭和25年))以前と以後とでは異なっている。文化財保護法施行以前の旧法では「国宝」と「重要文化財」の区別はなく、国指定の有形文化財(美術工芸品および建造物)はすべて「国宝」と称されていた。

法令上、「国宝」の語が初めて使用されたのは1897年(明治30年)の古社寺保存法制定時である。同法の規定に基づき、1897年(明治30年)12月28日付けで初の国宝指定が行われた。その後1929年(昭和4年)には古社寺保存法に代わって国宝保存法が制定され、同法は文化財保護法が施行される1950年(昭和25年)まで存続した。古社寺保存法および国宝保存法の下で指定された「国宝」は1950年(昭和25年)現在で宝物類(美術工芸品)5,824件、建造物1,059件に及んだ。これらの指定物件(いわゆる「旧国宝」)は文化財保護法施行の日である1950年(昭和25年)8月29日付けをもってすべて「重要文化財」に指定されたものと見なされ、その「重要文化財」の中から「世界文化の見地から価値の高いもの」で「たぐいない国民の宝」たるものがあらためて「国宝」に指定されることとなった。混同を避けるため旧法上の国宝を「旧国宝」、文化財保護法上の国宝を「新国宝」と通称することがある。文化財保護法による、いわゆる「新国宝」の初の指定は1951年(昭和26年)6月9日付けで実施された。

以上のように「(旧)国宝」「(新)国宝」「重要文化財」の関係が錯綜しているため、「第二次世界大戦以前には国宝だったものが、戦後は重要文化財に格下げされた」と誤って理解されることが多い。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki