預言者(よげんしゃ)とは、神と直接接触・交流・対話し、直に聞いた(とされる)神の言葉を人々に伝え広める者のこと。語源や用字については後述を参照のこと。
唯一神との契約を重んじるアブラハムの宗教に特徴的な存在であり、旧約聖書に登場するモーセをはじめとするヘブライ人(ユダヤ民族)の宗教的指導者たちが、原初の預言者たちである。彼らユダヤ教で認められた預言者たちに続いてあらわれた預言者が、キリスト教やイスラム教などの基礎を打ち立てていった。
目次
1 ユダヤ教における預言者
1.1 ヘブライ聖書における預言者の書の配列
2 キリスト教における預言者
3 イスラム教における預言者
4 バハーイーの預言者
5 語源
6 訳語の問題
7 脚注
8 関連項目
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ディアスポラ後のユダヤ教徒たちは、西暦70年にエルサレム神殿が破壊されて以来、預言者はユダヤの民に下されなくなったのだと考えている。
この世に預言者がなくなれば、神との契約は更新されることはありえないとし、ユダヤ教徒はモーセの「旧い契約」に対して、キリスト教で神と結んだ「新しい契約」と主張される新約聖書の内容を認めていない。
ヤムニア会議によってユダヤ教正典と決定されたヘブライ語聖書式の配列では、「トーラー」「ケスービーム(諸書)」の間に「預言者(N?bh?'?m, nevi'im, ネビーイーム)」がくる。「預言書」という表記も見られるが、厳密ではないという意見もある。
前預言者(ぜん―)、前の預言者 (ネビービーム・リショーニーム)
イェホーシュア(リーショーン、シェーニー)(ヨシュア記、上下) Y?h??ua‘, yoshua
ショーフティーム(士師記): ??pht‘?m, shoftim
シェムーエール(リーショーン、シェーニー)(サムエル記、上下): ??m?’?l, shmu'el
メラーヒーム(リーショーン、シェーニー)(列王記、上下) M?l?kh?m, melakhim
後預言者(ご―)、後の預言者(ネビーイーム・アハローニーム)
三大預言者
イェシャアヤー(イザヤ書):イザヤ ⇒Y??a‘y?h, yeshaya
イルミヤー(エレミヤ書):エレミヤ ⇒Yir?my?h, yirmya
イェヘズケール(エゼキエル書):エゼキエル ⇒Y?chezq?’l, yekhezkel
十二の小預言者 (トレー・アサル ⇒tr?y-‘?sar)
ホーシェーア(ホセア書):ホセア ⇒H???a‘, hoshea
ヨーエール(ヨエル書):ヨエル ⇒Y?’?l, yo'el
アーモース(アモス書):アモス ⇒‘?m?s, amos
オーバドヤー(オバデヤ書):オバデヤ ⇒‘?bhadhy?h, 'ovadya
ヨーナー(ヨナ書):ヨナ ⇒Y?n?h, yona
ミーハー(ミカ書):ミカ ⇒M?kh?h, mikha
ナフーム(ナホム書):ナホム ⇒Nach?m, nakhum
ハバックーク(ハバクク書):ハバクク ⇒Ch?bhaqq?q, khavakuk
ツェファニヤー(ゼファニヤ書):ゼファニヤ ⇒??phany?h, tsfanya
ハッガイ(ハガイ書):ハガイ ⇒Chaggay, khagay
ゼハリヤー(ゼカリヤ書):ゼカリヤ ⇒Z?khary?h, zkharya
マルアーヒー(マラキ書):マラキ ⇒Mal’?kh?, mal'akhi
キリスト教はユダヤ教の伝統から出現したナザレのイエスの活動から始まる宗教であり、旧約聖書に記された預言者たちをユダヤ教と同様に預言者と認める。