唐揚げ(からあげ、空揚げ)とは、鶏肉に、小麦粉や片栗粉などを薄くまぶして油で揚げた料理。ワカサギやカレイ、タカサゴ(グルクン)などの白身魚、テナガエビやサクラエビなど小型のエビでも作られる。
目次
1 概要
2 各種唐揚げ
2.1 竜田揚げ
2.2 油淋鶏
2.3 檸檬鶏
2.4 辣子鶏
2.5 軟骨の唐揚げ
2.6 グルクンの唐揚げ
2.7 小海老の唐揚げ
2.8 南蛮漬け
2.9 中国料理
2.10 ザンギ
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
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唐揚げは、その名の通り、中国(唐)から伝来した調理法であり戦後の中国からの引揚者が広めたと考えられる。中国語でいちばん近いのは「乾炸」(ガンジャー g?nzha)という、鶏肉に粉をまぶして揚げる調理法である。
唐揚げは日本では人気の高い料理の一つであり、弁当のおかずから酒の肴、子供の誕生日会のおかず等、幅広い場で食べられる。定食屋などでは唐揚げ定食が人気メニューの一つとなっている。一般的かつ簡単な料理であるがゆえに味の差も大きい。
唐揚げによく似た料理に竜田揚げ(たつたあげ)がある。竜田揚げと唐揚げの違いは、竜田揚げは肉などに醤油とみりんから作ったタレに漬け込んで下味をつけて片栗粉のみで揚げる。しかし、唐揚げは片栗粉と小麦粉を使用し、なおかつ下味ににんにくを使用することがある。
「竜田揚げ」の名前は、百人一首のひとつであり、落語「千早振る」でも有名な在原業平の歌千早振る 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
から付けられている。
材料に染み込んだ醤油の色が、揚げることで紅葉のような色合いになるために、紅葉の名所である竜田川に紅葉が流れる姿が連想されるからである。
また旧日本海軍の軽巡洋艦「龍田」の司厨長が、唐揚げを作る際に小麦粉が無かった為代用に片栗粉を用いて揚げた事を由来とする説もある(竜田揚げと表記せずに龍田揚げと表記する店もある, もっとも竜は、龍の異字乃至は略字体で別字とはいえない)。
油淋鶏(ユーリンチー)は、鶏の唐揚げに、刻んだ長ネギをたっぷり入れた酢と醤油のタレをかけた中華料理のひとつ。鶏の唐揚げネギソースがけなどと呼ぶ店もある。粉をつけず油をかけながら皮をパリッとさせるのが本来の調理方法だが、調理時間の短縮やソースがからみやすい等の理由で、粉をまぶして揚げたものについても油淋鶏として紹介される事が多い。
檸檬鶏(レンモンカイ)は、鶏の唐揚げに、レモンの絞り汁、砂糖、醤油などで作ったタレをかけた広東料理のひとつ。鶏の唐揚げレモンソースがけなどと呼ぶ店もある。類似のものにオレンジソースがけもある。
辣子鶏(ラーズージー)は、若鶏の唐揚げとともに、赤唐辛子を素揚げにして、刻んで塩と共に振りかけた四川料理のひとつ。激辛料理のひとつで、ビールの肴として人気がある。
軟骨唐揚げは、鶏の手羽、または脚の軟骨部分を切り分けて、唐揚げもしくは竜田揚げの手法で調理したもの。居酒屋メニューとして、ビールのつまみなどにされている。
海水魚の一種タカサゴは、沖縄方言でグルクンと呼ばれる。南西諸島でよく食べられるが、刺身と並んで唐揚げの人気が高い。沖縄県では居酒屋の定番メニューとなっている。 グルクンを丸ごと揚げることについては、鮮度が落ちやすく、また、淡泊な味であるグルクンを、油で揚げることで日持ちさせ、さらにうまみをつけるという狙いがあると言われている。
小海老の唐揚げは、殻ごと食べられる程度の小振りのエビを唐揚げの手法で揚げた料理。日本や中国で作られる。淡水産のテナガエビやスジエビ、浅海産のシバエビやトラエビ、深海産のサクラエビ、シラエビ、ジンケンエビなどが用いられる。
南蛮漬け(なんばんづけ)は、唐揚げに「南蛮酢」というネギ・唐辛子(南蛮)の刻みを混ぜた甘酢を掛けた(あるいは漬けた)料理。掛けるなら西洋料理でいう「エスカベージュ」に、長く漬ければマリネに相当する。
鶏肉、ワカサギやアジ、イワシなどの魚類でも作られる。