呉線(くれせん)は、広島県三原市の三原駅から広島県安芸郡海田町の海田市駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(幹線)である。
全線でICOCA・Suica・TOICA・PiTaPaが利用可能。
目次
1 路線データ
2 概要
3 運行形態
3.1 使用車両
3.2 快速「安芸路ライナー」・「通勤ライナー」
3.2.1 停車駅
3.3 臨時列車
3.3.1 沿革
3.3.2 運行概況
3.3.3 停車駅
3.3.4 使用車両
4 歴史
4.1 呉線
4.2 三呉線
4.3 全通以後
5 駅一覧
5.1 廃駅
6 脚注
7 関連項目
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路線データ
管轄(事業種別):西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
路線距離(営業キロ):87.0km
軌間:1067mm
規格:甲線
駅数:28駅(起終点駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線(直流1500V)
閉塞方式:単線自動閉塞式
最高速度:95km/h
運転指令所:広島総合指令所
※全区間、JR西日本広島支社の管轄である。三原 - 広間は広駅構内を除き三原地域鉄道部が管轄。広 - 海田市間は支社直轄。広島支社独自で与えられているラインカラーは緑。岡山支社管内の運賃表では紫色で表示。
かつての軍港呉市を通り、瀬戸内海沿いに三原市と県都広島市を結んでいる。山陽本線のこの区間は瀬野八と呼ばれる線内最大の連続急勾配区間を挟むため、呉線は同線のバイパスとして機能してきたが、山陽新幹線開業後は、沿線の急速な都市化と併せて、通勤・通学輸送が主体となっている。
三原駅 - 広駅間は、観光路線としての側面も持ち、公募により瀬戸内さざなみ線という愛称が付けられた(ただしアーバンネットワーク内の路線とは異なり、旅客案内上の名称は現在に至るまで正式路線名の「呉線」で統一されている)。海のすぐ近くまで山が迫る区間も多く、安芸幸崎駅 - 忠海駅間の瀬戸内海を眺望できるところでは20km/h程度の低速で走行する。これは、沿線に道路が並行しないことに伴う保守コスト削減のためでもある。同様の理由で安芸津 - 須波間には計7箇所の低速走行区間がある。これら低速走行区間の設定は比較的最近のことであり、広 - 三原間の所要時間は以前より延びた。しかし同区間は日中にワンマン列車導入、ほぼ1時間に1本程度に減便されるなども行われており、海田市 - 広間に比較してローカル線色が濃いものとなっている。かつて頻繁にみられた115系電車や103系電車の運用も朝夕のみとなった。
また、戦前・戦中は沿線に軍事施設が多く存在することから要塞地帯に指定され、列車の鎧窓を上げて軍艦が見えないようにするように命じられていた時代があった。
全線単線であるが、輸送量が多いことから、途中駅のほとんどが行き違い駅となっている。2006年現在、利用者や経済界からの所要時間短縮の要望を受けて、呉市による複線化に向けた調査が行われている。
駅ののりば番号は、駅本屋があるほうから1番線、2番線…と付けていくのが通例だが、呉線内各駅ののりば番号の付け方は、駅本屋の場所に関係なく上り本線から1番線、2番線…の順となっている。
歴史的な経緯から、山陽本線との間に経路特定区間が設定されている。1978年に呉線を経由する優等列車は消滅しているが、それ以降も今日に至るまでこの制度の対象区間である。
なお、山陽本線に事故や工事などで線路閉鎖が生じた際に寝台列車が呉線を迂回したことがある。
運行形態103系103系の「岡山 呉線経由」方向幕105系115系2000番台
1935年の全通以来1978年まで山陽本線の優等列車の一部や1986年まで荷物列車の一部が呉線を経由していたが、現在は快速・普通列車のみの運転となっている。