可動橋(かどうきょう, Moveable bridge, Movable Bridge)とは、一部または全体が移動することのできる橋である。架橋により水上交通が妨げられる場合、橋を移動することで船舶の交通を可能にする。かつては橋を渡る側が馬車など非力な物や、架橋技術の低さから橋桁を高い位置に設計することができず利用された方式である。
城門に付属する跳ね橋や、フェリーなどへの積載の際に用いる可動の桟橋も、広義には可動橋に含まれるが、通常は橋桁が動くことにより航路を確保している橋のことをいう。特に、海抜が低く水運の盛んなオランダには、多くの可動橋が存在し、動作回数も多い。
航路を確保する場合に道路側の交通が遮断されることや、可動部の保守に手間がかかること、架橋技術の進歩で桁下の空間が大きくとれるようになったことなどから新規の架橋は少ない。
目次
1 可動橋の分類
1.1 旋回橋
1.2 昇開橋
1.3 跳開橋
1.4 引込橋
1.5 折畳み橋
2 可動橋の稼動概念
3 関連リンク
4 外部リンク
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可動橋の分類ニューオーリンズの旋回橋筑後川昇開橋タワーブリッジ
以下に主な可動橋の分類を示す。 英語でのSubmersible bridgeのように日本語に訳すと「可潜橋」となるが一般的では無く、「潜水橋」では別の構造の橋になってしまうものがある。
旋回橋(せんかいきょう, Swing bridge)とは橋桁が水平方向に回転する橋。英名は Swing bridge。日本では天橋立に「小天橋」、東京都大田区海老取川に「羽田可動橋」(首都高速羽田線)という旋回橋がある。また大阪港には非常時の際に大型船舶が通れる様に浮体式の「夢舞大橋」があり、尼崎市内にある尼崎閘門(尼ロック)内には作業用車両が通行する際に使用する管理橋が左右に開く旋回橋(普段は開橋状態になっている)がある。
昇開橋(しょうかいきょう, Lift bridge, Table bridge)とは橋桁がそのまま上昇する橋。この方式を採っている著名な橋には旧国鉄佐賀線の筑後川橋梁(筑後川昇開橋)やアメリカ合衆国ミネソタ州ダルース市のエアリアル橋などがある。前者は日本国の重要文化財に、後者はアメリカ合衆国の史跡にそれぞれ指定されている。茨城県日立市の横断歩道橋には、同市内にある日立製作所工場で製造された大型の発電機などの輸送の際に障害にならないよう昇開式可動橋になっているものがある。
跳開橋(ちょうかいきょう, Bascule bridge, Pegasus Bridge, Rolling bridge)とは橋桁が跳ね上がる橋(跳ね橋)。東京都中央区隅田川の勝鬨橋、ロンドンのタワーブリッジが有名。また三重県四日市市千歳運河の末広橋梁は重要文化財に指定されている。
引込橋(ひきこみはし, Retractable bridge)とは橋脚を水平移動し固定されている部分に引き込む橋。
折畳み橋(おりたたみはし, Folding bridge)とは橋脚をローラー機構が付帯した梁に懸架し、橋脚部を折畳みながら水平に引き込む橋。
可動橋の稼動概念旋回橋の稼動概念昇開橋の稼動概念跳開橋の稼動概念
引込橋の稼動概念折畳み橋の稼動概念沈下橋の稼動概念
Tilt bridgeの稼動概念Rolling bascule bridgeの稼動概念運搬橋の稼動概念
跳ね橋の稼動概念Table bridgeの稼動概念Curling bridgeの稼動概念
関連リンクウィキメディア・コモンズには、 ⇒橋の形式 に関連するカテゴリがあります。