古典ラテン語
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古典期ラテン語とは、紀元前一世紀頃から紀元二世紀頃までの古代ローマ共和政ローマローマ帝国)で実際に使われていたラテン語。のちの中世、また現代において人々が学ぶラテン語とは、通常この古典ラテン語のことをいう。

古典期においては、scriptio continua(スクリプティオー・コンティーヌア、続け書き)といって、分かち書きにする習慣がなかった(碑文などでは、小さな中黒のようなもので単語を区切った例もある)。また、大文字のみを用いた。さらに、キケロの時代まではXまでの21文字だったが、紀元の初めにギリシャ語起源の外来語を表記するためにY と Z が新たに使われるようになった。以下が古典期のアルファベットである。ABCDEFGHIKLMNOPQRSTVXYZ

古典ラテン語では C および G はそれぞれ常に [k] および [g] であり、現代のロマンス諸語とは違って [s] や [t?], [?], [d?] などのように発音されることはなかった。Y を含めた六つの母音字は長短両方を表したが、ごく一時期を除き表記上の区別はされなかった。

古典ラテン語のアクセントは、現代ロマンス諸語に見られるような強勢アクセントではなく、現代日本語のようなピッチアクセント(高低アクセント)だった。文法面では、古ラテン語の依格は一部の地名などを除いて消滅し、呼格を含めれば六つの格が使用された。また以前の時代の語尾 -os や -om は、古典期には -us, -um となった。

この時代の話し言葉(俗ラテン語)では、文末の -s は後ろに母音が続かない限り発音されない場合があった。また au は日常では ? と読まれた。このように古典期には、話し言葉と古風な特徴を残した書き言葉の乖離が起きていた。現在古典ラテン語と呼ばれるものはこの時期の書き言葉である。

当時の代表的な作家としては、 ユリウス・カエサル、キケロ、ウェルギリウスオウィディウスホラティウスなどがいる。黄金期、白銀期として扱われている。 カテゴリ: ラテン語

更新日時:2008年9月28日(日)06:17
取得日時:2008/10/01 01:52


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki