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突厥文字
類型:アルファベット
言語:古テュルク語( ⇒en)
時期:8世紀-13世紀
親の文字体系:原カナン文字
→ フェニキア文字
→ アラム文字
→ シリア文字
→ ソグド文字 (議論あり)
→ 突厥文字
子の文字体系:ロヴァーシュ文字
Unicode範囲:割り当てなし ( ⇒提案中)
ISO 15924 コード:Orkh
突厥文字による古テュルク語での「神」(テングリ te?ri )。
突厥文字(とっけつもじ)は突厥によって古テュルク語の表記に8世紀から用いられたアルファベットであり、代表的なものとしてオルホン碑文に書かれたものがあるため、オルホン文字とも呼ばれる。のちにウイグル帝国でも用いられた。またこの系統に属すと考えられる文字としてエニセイ文字(9世紀)、タラス文字、ロヴァーシュ文字(古ハンガリー文字:10世紀)が、モンゴル・シベリアからバルカン半島に至る広い範囲で見つかっている。
代表的史料であるモンゴルのオルホン碑文は8世紀のもので、1889年、ニコライ・ヤドリンツェフにより発見された。これはワシリー・ラドロフによって出版され、1893年デンマークの文献学者ヴィルヘルム・トムセンによって解読された。
アラム文字の系統に属し、パハラヴィー文字、ソグド文字もしくはカロシュティー文字に由来するとの説が有力である。またタムガ(中央アジアの遊牧諸民族が用いた印で、漢字に由来するとも言われる)に由来する可能性も指摘されている。オルホン碑文以前の碑文で、約150種もの記号を用いたものも発見されており、この説を補強するものとされる。オルホン碑文の段階ではすでに整った形式に従っている。
オルホン文字の史料は、突厥(東突厥)の王子キュルテギン(闕特勒)とその兄王ビルゲカガン(毘伽可汗)を記念して732-735年の間にオルホン川沿いに建てられた2つの碑文と、その他広い範囲から見つかっている碑文からなる。これらは古テュルク語として解読されているものでは最も古い文献である。
建立年代としては720年(トンユクク[暾欲谷]将軍の記念)、732年(キュルテギンの記念)、735年(ビルゲカガンの記念)が知られている。同じ字体はモンゴル、シベリア、東トルキスタンにも見つかっている。これらには突厥の伝説的起源と最盛期、中国への服属そしてビルゲカガンによる解放が描かれている。
突厥文字の変種はモンゴル・シベリアから、遠くバルカン半島まで残されており、年代は7世紀から13世紀にまで至る。また19世紀までハンガリーで用いられたロヴァーシュ文字もこの系統に由来すると考えられる。これらの文字は次のように4つのグループに大別され、さらにいくつかに分類される。
アジア
オルホン(突厥文字、8-10世紀)
エニセイ
タラス:エニセイ文字に由来し、8-10世紀に用いられた。
ユーラシア
Achiktash(パミール高原、7-10世紀)
Isfar(タジキスタン、7-10世紀)
南エニセイ(突厥、8-10世紀)
ドン川流域:アランとハザールによる8-10世紀のものと、ブルガールによる8-13世紀のものがある。
ティサ川流域(ハンガリー、8-10世紀)
トゥラン(西トルキスタン)
南ヨーロッパ
かつて、北海道の手宮洞窟およびフゴッペ洞窟で見つかっている線刻画が突厥文字であるという説も出されたが、一般には認められていない。
古テュルク文字(古典時代)用法文字文字転写および発音
母音A/a/, /e/
I/?/, /i/, /j/
O/u/, /o/, /w/
U/?/, /y/, /w/
子音母音調和
(?) ? 後母音、
(?) ? 前母音
B?/b/B?/b/
D?/d/D?/d/
G?/g/G?/g/
L?/l/L?/l/
N?/n/N?/n/
R?/r/R?/r/
S?/s/S?/s/
T?/t/T?/t/
Y?/?/Y?/?/
(?)のみ ? Q
(?)のみ ? KQ/q/K/k/
全母音-?/?/
-M[/m/]
-P[/p/]
-?[/?/]
-Z[/z/]
-NG[/?/]
クラスター+ 母音I?, ?I, ?/i?/, /?i/, /?/
IQ, QI, Q/?q/, /q?/, /q/
OQ, UQ,
QO, QU, Q/oq/, /uq/,
/qo/, /qu/, /q/?K, ?K,
K?, K?, K/?k/, /yk/,
/k?/, /ky/, /k/
+ 子音-N?/n?/
-NY/n?/
-LT/lt/, /ld/