口径
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口径(こうけい)とは、

土器陶磁器などの口縁部直径: ⇒diameter)を指す。

円筒形のものの内径を指す。

レンズなどの有効直径を指す。口径 (光学)を参照。

銃器における単位の一つ(本項で詳述)。

目次

1 口径(銃火器)

1.1 砲

1.2 銃

1.3 重量単位

1.3.1 イギリスの火砲

1.3.2 散弾銃・火縄銃



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口径(銃火器)

口径(:calibre)とは重火器や砲において銃砲身のサイズを示す言葉として用いられている。現在では火器で使用される「口径」の語は、複数の意味で用いられるので資料の読解には注意が必要である。


上が口径、下が口径長

においては砲身内径(bore diameter)、すなわち発射される砲弾の直径を示す言葉として用いられる口径と、砲身の長さを示す口径長という語の短縮形である口径の二つの意味で用いられている。砲身の長さは口径長という語で表すのが正式だが一般的にこちらで呼ばれる。

大砲の砲身長を示す単位として、その砲の口径が用いられている。すなわち砲身長の実測値を口径の値で割ったものを口径長と称し、砲身の長さを示す値として用いる。例えば70口径(長)の75ミリメートル砲とは、口径が75ミリで、砲身長が75mm×70口径=5,250mm(5.25メートル)であることを表す。一般論では、同一口径の砲でも口径長が大きい砲のほうが砲身内を砲弾が通過する時間を多く取れるため加速時間を長く取れる。そのためその砲の撃つ弾の初速が上がり、徹甲弾は貫通力が増し榴弾でも射程距離を伸ばすことになる一方で砲は重く大きくなる。


における口径は砲と同様に銃身の内径(≒発射される弾丸の直径)を示す。単位としてはヨーロッパで主用されるメートル法米国で用いられるヤード・ポンド法の二つが用いられている。このほか重量単位が用いられることがある。銃身長は3インチや77mmといった実測値がそのまま表記される。

拳銃などにおいて、n口径とは、銃口の内径が「100分のn」インチであることを意味し、独立の単位として存在する。1インチはおよそ25.4ミリ(=2.54センチメートル)であるので、たとえば40口径は約10ミリである。また50口径は別名「半インチ」(12.7mm)となる。表記においては小数点(.)を数字の前に書き記すことも多い。口径の後ろに固有の名前をつけて弾種が表される。たとえば日本の警察官用拳銃、ニューナンブM60(現在はS&W M37だが同じ)の口径は38口径で弾薬は.38スペシャル弾が用いられている。

欧州においては弾種は口径×薬莢長の表記が用いられている。単位はいずれもmmである。たとえば 9mmパラベラム弾として知られる拳銃弾は9mm×19の名前でも知られている。また米国で.223レミントンとして開発された小銃弾は改良を重ねて欧州に渡り現在は5.56mm NATO弾として制式使用されている。


重量単位

弾丸が鉛の球弾だったころは、鉛の重さが決まればその玉の直径は常に同じとなることから、弾丸の重さによって口径を示す方法が広く用いられていた。この方法は弾丸の形が紡錘状に変化することで意味を失ってしまったが1950年代までのイギリスの大砲、散弾銃、日本の火縄銃の口径を示す方法として、現在も用いられている。


イギリスの火砲

第二次世界大戦終結ごろまでにイギリスで設計された大砲は、同時期のドイツやフランスなどの欧州大陸諸国がメートル法(フランスはミリメートル(mm)、ドイツはセンチメートル(cm))による内径長表記式を用いていたのとは対照的に独自の表記法を使用していた。

直接照準で使用される野砲対戦車砲戦車砲は伝統的に重量単位で口径が示されてきた。単位はポンドが用いられた。たとえば第一次世界大戦における主力野砲であった18ポンド野砲の口径は約84mm、第二次世界大戦における主力野戦砲25ポンド野砲の口径は約87.6mm。戦後第一世代の戦車であるセンチュリオンの主砲は、センチュリオンMk.Iでは17ポンド砲(約76.2mm)が搭載されており、イスラエルに輸出され中東戦争などで活躍したセンチュリオンMk.III では20ポンド砲(約84mm)に増強されている。

逆に間接照準で運用される榴弾砲カノン砲では内径長による表記法が用いられていたが、単位にはインチが使用されていた。たとえば第一次世界大戦期の榴弾砲では4.5インチ野戦榴弾砲の口径は約114mm、6インチ中榴弾砲の口径は約152mm、8インチ重榴弾砲の口径は約203mmであった。第二次世界大戦期の主力カノン砲であった5.5インチ砲の口径は約140mmである。

北大西洋条約機構への加盟の影響もあってか現在ではメートル法(ミリメートル)を単位とする内径長による表記に統一されている。たとえばイギリスで設計され戦後第二世代戦車の標準的な戦車砲となったロイヤル・オードナンス L7の口径は105mm の表記が用いられている。


散弾銃・火縄銃

散弾銃の口径は番号で示される。すなわち散弾銃のn番とは、1/nポンドの球形のの直径であり、その球弾が適合する銃身の内径を言う。英語ではゲージ(gauge)という。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki