南極大陸の衛星写真南極地方(ニュージーランド、オーストラリア、南アメリカ大陸など一部周辺の諸地方を含む)
南極(なんきょく The South Pole)は、地球上の南極点、もしくは南極点を中心とする南極大陸およびその周辺の島嶼・海域(南極海)などを含む地方を言う。南極地方は、南極大陸を中心に南極海を含み、太平洋、インド洋、大西洋の一部も属する。南極地方の定義は、南極収斂線以内であり、南極収斂線とは、南緯50度から60度にかけて不規則な形状を描く氷塊の不連続線を意味する。
南極を中心に南緯66度33分までの地域を南極圏と呼ぶ。
1961年6月に発効した南極条約により、南緯60度以南の領有権主張は凍結(2007年現在、一部の国が現在も領有権を主張している)されており、軍事利用、核実験なども禁止されている。
目次
1 地理
2 歴史
3 南極と環境問題
4 南極観測基地
5 タイムゾーン
6 関連項目
7 外部リンク
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歴史
1772〜1775年−J・クック(英)南極圏に入り、大陸を周航
1882〜1883年−第一回国際極年(12か国参加)
1908年−イギリス、西経20~80°の区域を領土宣言
1911年12月−R・アムンゼン(ノルウェー)南極点到達
1912年1月−R・F・スコット(英)南極点到達するも、帰路全員死亡
1923年−ニュージーランド、領土宣言
1924年−フランス、領土宣言
1932〜1933年−第二回国際極年(44か国参加)
1933年−オーストラリア、領土宣言
1939年−ノルウェー、領土宣言
1940年−チリ、領土宣言
1942年−アルゼンチン、領土宣言
1956〜1957年−第一次日本南極地域観測隊、昭和基地建設
1957〜1958年−国際地球観測年。日本の初代観測船「宗谷」接岸できず、第二次隊越冬断念
1958〜1959年−第三次隊、昭和基地再開、「タロとジロ」生存を確認
1961年−領土権凍結と国際協力・平和利用を定めた南極条約発効。昭和基地でオゾン層観測開始
1967〜1968年−第九次隊、昭和基地ー南極点間の往復調査に成功
1969〜1970年−内陸調査の拠点「みずほ基地」建設。ロケット試射成功し、翌年からオーロラ・ロケット観測開始
1973年−国立極地研究所創設、中・長期研究計画開始
1982年−第二十三次越冬観測隊員が昭和基地上空でオゾンホール発見
1991年−環境保護に関する南極議定書採択
1995年−ドームふじ基地建設、氷床深層掘削計画開始
2007〜2009年−国際極年観測、「しらせ」後継船就航予定
南極と環境問題コウテイペンギン
高緯度の極地である南極大陸は日本など低・中緯度地域と比べて地球温暖化等の影響が顕著である。比較的大陸に近い場所では、最高気温が15度を超えたり、氷河・氷棚の大規模融解などが深刻になってきている。さらにペンギン類の雛が、異常な気温上昇により本来防寒用の羽毛で暑くて死ぬケースがある。また、船舶等による夏季の観光客の増大もこれらの原因の一因であるとされる。しかし、頻繁に報道されている南極の融解は地球温暖化が予想される前からあったもので、温暖化とは直接関係ないといわれている。南極の気温はその前からほとんど変わっていない。
南極観測基地
昭和基地(日本)
みずほ基地(日本) 無人
あすか基地(日本) 無人
ドームふじ基地(日本)
マクマード基地(アメリカ合衆国)
アムンゼン・スコット基地(アメリカ合衆国)
ボストーク基地(ロシア)
エスペランサ基地(アルゼンチン)
ちなみに同上基地へ行くとき、ビザは不要。すなわち南極条約によりどこの国の領土でもない事による。ただし、パスポートは日本国出国の際提示しなければならないので、必要である。また、南極周辺国(アルゼンチンやチリなど)発のツアーの場合、ツアーに参加するため、その国に入国する際、また南極ツアーを終えて出発国に戻ってくるときにパスポートを提示する必要がある。