十万石まんじゅう(じゅうまんごくまんじゅう)とは、十万石ふくさやの店舗などで販売される和菓子である。埼玉県と群馬県で販売される。十万石饅頭、十万石まんぢゅう、十万石幔頭といった表記も使われる。
目次
1 概要
2 特徴
3 商品
4 棟方志功と十万石
5 脚注
6 外部リンク
7 関連項目
//
十万石ふくさやが本店を置く埼玉県行田市を発祥とし、現在、その発祥となった本店は行田市行田に置かれ、行田市長野の工場で製造されている。「十万石」とは、当時の忍藩の石高が100,000石であったことが由来となっており、かつてはこの饅頭の皮に、忍城の城下で穫れる地元の忍米を使用していた。
太平洋戦争の終戦後、砂糖の流通が解禁され、1952年に十万石まんじゅうが生まれた。そして、1970年頃から放送が始まった独自の風潮のテレビコマーシャルを通して埼玉県内を中心に非常に有名な菓子となった[1]。
2008年現在、埼玉県と群馬県の十万石ふくさやの40箇所全店と、埼玉県内の一部の百貨店や土産屋で販売されている。埼玉県全体の名物として知られるが、行田やその周辺を始めとする埼玉県東部、埼玉県北部の店舗で多く売られるが、埼玉県西部、特に所沢・飯能・秩父方面では取り扱われる店舗はほとんど無く、手に入りづらい。
埼玉県の銘菓でありながら、日本の各地の具材を使用しており、北海道十勝産の小豆を使ったこしあんを、奈良県葛城山産のつくね芋や新潟県魚沼産のコシヒカリの粉を使った皮を使用している。砂糖はザラメ糖を使用している。
一個一個がやや小さく、埼玉県の県名の由来ともなっている行田[2]の歴史の息吹を感じて欲しいという願が込められ、白い皮には「十万石」という焼き印が押されている。味の特徴としては、皮が薄く、餡が多く詰まっていてとても甘く、皮が餅のように柔らかい独特の食感であることが挙げられる。
薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)と呼ばれる饅頭の一種で、皮はつくね芋の風味があると同時に、小麦粉よりも米を多く使用した皮であるため、米の風味もある。
原材料は、砂糖、小豆、つくね芋、上新粉、小麦粉、でん粉、膨張剤と、食品添加物は入っておらず、生菓子であるため、賞味期限は5日~6日と、やや短い。
商品十万石まんじゅうの販売(十万石ふくさや本店)
十万石まんじゅう
通常の十万石まんじゅう。一個単位で105円(税込)販売され[3]、土産用のものでは5、10、15、20、25、30個入りがあり、一個につき110円から117円(税込)で販売される。月に一度の「十万石お菓子の日」には、「十万石」だけではなく、季節に関した焼き印が押されたものが販売される。予約制で、特注の焼き印を押すこともできる[4]。期間限定で1個60円で販売されることもある。
紅白十万石まんじゅう
通常の白色のものと桃色に着色され、「祝」の焼き印が押された2色の紅白饅頭。一般的に予約制であるが、一部の祝日に通常販売される。5、10、15、20、25、30個入りで販売され、値段は通常の十万石まんじゅうと変わらない。
青白十万石まんじゅう
通常の白色のものと青色に着色された2色の饅頭。予約制の弔事用の菓子である。5、10、15、20、25、30個入りで販売され、値段は通常の十万石まんじゅうと変わらない。
十万石ふくさやのコマーシャルに使われている「うまい、うますぎる」のキャッチフレーズの由来は、棟方志功が残した言葉が元となっている[5]。
1953年に十万石ふくさやの先代は、書道家の渥美大童に志功の紹介を受け、これに目をつけた先代は志功に会いに行き、その際に十万石まんじゅうを持っていった。
そして甘党であった志功が饅頭を口にすると「うまい、行田名物にしておくにはうますぎる」といい、もし忍城の姫が生きていてこの饅頭を食べたのなら同じことを言ったに違いないとの意味を込めて、現在でも十万石まんじゅうの包装に使われている姫(愛称:まんじゅう姫)が饅頭を食べている絵を描いた。そして、志功はその絵に十万石まんじゅうが全国に知られることを願って「十万石幔頭」と、本来誤りである表記を用いて書いた。2ch利用者によって作られたストラップ
また、志功は「私は私でなければ描けない絵をかく。あんたはあんたにしかつくれない美味しい菓子を作りなさい。