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創造論(そうぞうろん)とは、宇宙・世界や生命・人間が「創造主なる神」によって創造されたとする宗教的な論説。当然だが、近代科学とは相容れない考え方である。創造論を科学的に説明しようとしたものを創造科学と呼ぶ。
目次
1 創世記解釈としての創造論
1.1 文字通り六日間での創造(字義解釈)
1.2 枠組み説
1.3 断絶説(間隙説)
1.4 長期説(1日=1時代説)
1.5 二回創造説
1.6 複数回創造説
1.7 オムファロス仮説
1.8 進化的創造説(創造的進化論)
1.9 イスラム教の創造説
1.10 創造科学
1.11 インテリジェント・デザイン(ID)
2 キリスト教の教義・神学としての創造説
2.1 古代から教父時代の創造説の例
2.2 現代の創造説
2.2.1 創造論の神学的意義
3 創造論の影響
4 関連項目
5 外部リンク
6 参考文献
7 脚注
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「創造論」という文言は進化論に対峙して使われるようになった言葉である。日本で最初にこの言葉を用いたのが字義解釈による創造論であった。そのため本項で紹介するものの中には、現在は支持者がおらず廃れてしまったものや、正確には創造論とは言えないと思われるものも含む。
聖書は全て文字通りに解釈すべき書物であるとし、神(ヤハウェ)が創造した六日間と、安息された七日目の一日は文字通り24時間であったと解釈している説。天地創造は、アダムの創造から家系譜を計算して今から約6000年前とされる。
必ずしも字義的に解釈するのではなく、教義としての教えの記述であるとする説。(6日間の出来事は創造の順番として理解する)
聖書の主題は人類の救済であるとし、聖書の記述が科学的に全て解明されたわけではないため、聖書の創造の記述について一般的な解釈である枠組み説に立つ創造論支持者も多い。(テトス3:9等)
創世記1章1節と1章2節の間の創造以前の状態、に長い時間(数十億年)があったとする説。
単に長い時間の間に創造的進化論を当てはめる考えと、この中に二回創造説の最初の時代があり1章2節が二回目の創造であるとする考えがある。
創世記中で「日」と訳されるヘブライ語ヨームには「長い時間、特別な出来事の時」という意味があり、創造の六日間が数千年、あるいは数十億年の期間であったと考える。?(創造の1日を千年あるいは数十億年の長期とし、×6の期間で創造)
神が時間をも作ったと考えるならば創造の最初の時間、六日間はまさに「特別な出来事の時」として理解できる。また「長い時間=千年」を、アダム、ノア、アブラハム、ダビデ、キリストまでがそれぞれ約千年、キリストから現代までを2千年=合計6千年として予型や雛形としての側面から聖書を読み取る神学的解釈と字義解釈は矛盾しない。(ペテロの手紙第二3:8)
事物の創造順が異なるため統合できないとする文献批判の聖書学により創世記をP典とJ典(2章4節から)の二つに分類して創造説話を解釈するもの。第一の創造の後、ルシファー(サタン=悪魔)に率いられた天使(堕天使=悪霊)らの反乱が起こり、その戦乱で世界は破壊されてしまったので、ミカエル率いる天の軍勢が堕天使を制圧し地獄に幽閉した後、神が世界を造り直した過程が第二の創造だとする説。(黙示録12章2~9節)(ペテロの手紙第二2:4)
英語訳聖書で以前、地獄と訳されていた「ハデス」を現在は音訳にするものが多く、日本語では音訳あるいは「黄泉」(よみ) と訳して地獄と明確に区別している。人間は死後、自動的に地獄や天国に行くのではなく最後の審判があり、神による死者の裁きがあった後に「よみ」さえも落とされる場所が地獄であり、まだ形成されていないため字義的に二回目の創造は黙示録の記述にある神が創造する「新しい天と地」となる。この場合第一と第二の創造は字義解釈に取り込まれる。
フランスの博物学者ジョルジュ・キュヴィエが提唱した。