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副鼻腔炎(ふくびくうえん)は、副鼻腔に炎症がおきる病気。慢性の副鼻腔炎の通称/俗称は蓄膿症(ちくのうしょう)。左側副鼻腔(上顎洞)炎のレントゲン像。左(画像では向かって右)の透過性が低い(白く見える)ことから、液体(ここでは膿)が存在していると解釈できる。
副鼻腔炎のデータ
ICD-10J01(急性)
J32(慢性)
統計
世界の有病者数
日本の患者数
学会
日本 ⇒日本耳鼻咽喉科学会
世界
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目次
1 定義(概念)
2 分類
2.1 急性副鼻腔炎
2.2 慢性副鼻腔炎
2.3 好酸球性副鼻腔炎
2.4 副鼻腔真菌症
3 原因
4 症状
5 合併症
6 検査
7 診断
8 治療
8.1 保存療法
8.2 手術
9 診療科
10 関連項目
11 参考文献
12 外部リンク
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鼻腔の周囲には、副鼻腔という粘膜で裏打ちされた空洞が存在する。鼻腔の炎症は副鼻腔に波及することがあり、それを副鼻腔炎と呼ぶ。
急性の風邪などによる鼻炎から発症するもの。
上記、急性、アレルギー性の副鼻腔炎が長引き、膿汁の副鼻腔内の貯留、炎症性の粘膜肥厚、骨格などにより副鼻腔に膿が溜まりやすいなどが原因で慢性的に炎症がおきているもの。
喘息に合併する副鼻腔炎のうち、多発する鼻茸(鼻ポリープ)を特徴とする物。 難治性であり、喘息を悪化させるとも言われている。
副鼻腔(主に上顎洞)に真菌塊があり、炎症を起こす。薬物治療は無効。
風邪などにより副鼻腔に炎症がおこる。また、炎症により発生した膿が自然孔より排泄されず溜まることにより慢性化する。さらに、溜まった膿により粘膜肥厚がおこり、膿の排泄がさらに困難となり悪循環となる。
頭重感、頭痛、鼻汁(俗に青っぱなとよばれるような鼻汁)、鼻づまり、副鼻腔付近の鈍痛。
合併症
鼻茸
(鼻性)頭蓋内合併症:脳膿瘍、髄膜炎、海綿静脈洞血栓症などが副鼻腔炎の増悪により引き起こされることがある
眼合併症:眼窩内膿瘍、視神経炎などによる視力障害が副鼻腔の炎症が眼の周囲に波及することにより引き起こされる
副鼻腔気管支症候群:副鼻腔炎に様々な気管支病変が合併することがある
瀰慢性汎細気管支炎 : 本症が瀰慢性汎細気管支炎に先行することがある。
カルタゲナー症候群 : 本症がカルタゲナー症候群の部分症であることがある。
検査
鼻汁の状態や粘膜の腫れがないか鼻の中を見る。
X線検査で副鼻腔中に膿が貯まっているかを確認する。
自然孔に消息子を挿入し、膿が存在することを確認する。
診断
X線検査、CT、MRI
視診にて副鼻腔からの膿を確認する。
保存療法
ネブライザー治療
抗生物質による、細菌除去。
蛋白分解酵素で、膿を排泄しやすくする。
消炎鎮痛剤で、炎症、痛みを抑える。
手術
鼻内内視鏡手術;現在では、内視鏡による手術がほとんどである。
前頭洞手術;前頭洞の病変に対しては現在でも外切開による治療が行われることがある。
上顎洞根本術;過去には行われていたが、現在は副鼻腔炎に対して行われる事はない。
参考文献
鼻副鼻腔炎の病態と臨床―分子医学から内視鏡・レーザー治療まで(金原出版、ISBN 4307370430)
切開しないで治す蓄膿症―慢性副鼻腔炎の内視鏡手術(春名真一著、保健同人社、ISBN 4832704168)