剣璽(けんじ)は三種の神器のうち、天叢雲剣と八尺瓊勾玉をあわせた呼称。神器の勾玉を璽(あるいは神璽)とも呼ぶため、「剣璽」と称される。
現在は、皇居の天皇の寝室の隣に「剣璽の間」があり、そこに神剣(天叢雲剣のレプリカとされる)と神璽(本物の八尺瓊勾玉とされる)が安置されている。神鏡(八咫鏡のレプリカ)は宮中三殿の神体として安置されている。
戦前は天皇が一泊以上の旅行のため皇居(宮城)を離れるときに、侍従が神剣と勾玉を捧げ持ち随行した。これを剣璽動座という。戦後にも何度か行われたが、動座することは少なくなった。 即位後天皇自らが神宮に参拝する際に、剣璽とともに参拝している。
剣璽渡御の儀(剣璽等承継の儀)ウィキソースに ⇒剣璽等承継の儀を国の儀式として行う件の原文があります。
剣璽渡御の儀は、天皇が譲位・崩御し皇位継承者(皇嗣)が践祚(即位)するときに、皇位の証として剣と璽を新天皇に受け継ぐ儀式である。神体である剣と璽が新帝の下に自ら動くという建前から「渡御」(神・天皇等が「渡る」ことをいう尊敬語)という表現がとられる。戦後廃止された登極令(明治42年(1909年)皇室令第1号)によれば、侍従が「奉仕」して「渡御」する剣と璽及び、内大臣秘書官が捧持する国璽と御璽を内大臣が天皇の前にある机の上に置くことが行われる。
なお、三種の神器の内、神鏡は宮中三殿の賢所の神体であるためこの儀式では動かない。剣璽渡御の儀と同時刻に「賢所の儀」が行われ賢所で神に対し践祚の旨が告げられる。
今上天皇皇位継承の際の昭和64年1月7日には、憲法の政教分離規定への配慮から「剣璽等承継の儀」とされ、剣・璽のほか、国璽・御璽を侍従が新天皇の前にある机に置く短い儀式が、皇位継承後まもなく宮殿の正殿松の間で行われ、テレビ中継された。 カテゴリ: 日本の皇室 | 三種の神器
更新日時:2008年8月3日(日)04:30
取得日時:2008/08/25 02:31