劇団前進座(ぜんしんざ)は東京の歌舞伎劇団。1931年5月22日創立。市村座で旗揚げ公演。吉祥寺に劇場「前進座劇場」(収容人員500)を所有する。
目次
1 特色
2 施設と組織
2.1 現在のもの
2.2 過去のもの
3 年譜
3.1 結成前夜
3.2 旗揚げ
3.3 長十郎体制
3.4 集団住宅と絶対修業
3.5 日本共産党
3.6 積極的な外部出演
3.7 前進座劇場
3.8 劇団前進座
4 エピソード
4.1 赤平事件
4.1.1 翫右衛門の中国逃亡
4.1.1.1 太平洋地域平和会議
4.1.1.2 猿之助訪中
4.1.2 結果
5 主な座員
5.1 第一世代
5.2 第二世代
5.3 第三世代
5.4 文芸演出部
6 主な映画
7 外部リンク
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創立77年を誇る歌舞伎劇団。
(創設時、幹部ではない下級俳優が結成したことから)菊五郎劇団と並び、市井の庶民・江戸っ子をリアルに描く世話物に定評がある。
(80年代まで劇団として集団生活をしていたことから)にじみ出る自然なアンサンブルの良さが光る。
歌舞伎・時代劇・現代劇・児童劇と多彩なレパートリー
創設直後から「演劇のデパート」という異名をつけられていた
旗揚げ時から女優陣が多く所属するという異色の編成
配役の一部を女性が演ずる歌舞伎を出すことも多い
全国津々浦々を回る巡回公演
日本のはずれでも、地元草の根の観劇団体(演劇鑑賞会・市民劇場など)の招聘に応じて第一線俳優が出向いて大劇場と同じ芝居をするバイタリティ
幅広いファン層
自由民主党石橋湛山首相、読売新聞務臺光雄名誉会長のように保守・独占資本家から、日本共産党やその心情的支持層、文学・芸能関係者ら(松本清張・永六輔・山田洋次など)、あるいは演劇ファンまで、多種多様な層が前進座の贔屓になっている。
矢の会
前進座を応援し次代を育てる会として、海音寺潮五郎・大佛次郎・井上靖・松本清張・水上勉ら五人の作家が発起人として1968年創立、現在に続く。
映画・テレビ出演多数
座員の多くは知らず知らずのうちにお茶の間のお馴染みさん。
厳しい稽古
今は無いが、「絶対修業」「翫右衛門のむち」という制度があり、出来が悪いと容赦なく鞭が飛んでいた。
七人の侍
創立メンバーの、河原崎長十郎・中村翫右衛門・河原崎国太郎・嵐芳三郎(五代目)・瀬川菊之丞(六代目)・藤川八蔵・坂東調右衛門ら、7人の劇団の代表的な俳優をさして七人の侍と呼んだ。
既存歌舞伎界との関係も良好
創立メンバーは松竹と袂を分かった者たちであるが、1933年から現在まで松竹と業務提携関係にあり、1月に南座で共同興行を行っている
国立劇場は、当初前進座と武智鉄二の公演は拒否してきたが、『さんしょう太夫』は劇界および児童演劇分野の代表的な4賞を重ね、1977年7月国立小劇場で芸術祭賞受賞記念公演を行った。以後、毎年5月に国立大劇場にて公演を行っている。