前田犬(まえだけん)は、旧加賀藩でごく少数作られていた猟犬の一種である。加賀犬(かがけん)とも呼ばれる。
現在は絶滅しているとみられていて、現存する資料も非常に少ない。 そのため、日本犬の中でも最も謎めいた犬種であるという愛犬家さえいる。
犬種名の由来は初代加賀藩主である前田利家の治世のころからいたから、という説が最も有力である。 だが、なぜ他の和犬のように作出された地名が犬種名にならなかったのかということは不明である。
生い立ちにも諸説があり、その中で有力な説は以下の3つである。
ヤマイヌとオオカミを掛け合わせて作出された。
加賀藩周辺の犬とヤマイヌを掛け合わせて作出された。
中国から渡ってきたグレイハウンドとオオカミ、ヤマイヌ、なんらかの地犬を掛け合わせて作出された。
どの説も一長一短であるが、3つ目の説は興味深く注目を集めている。 確かに説としては1つめと2つめが正しいのではあるが、その説ではどうしても日本犬で唯一前田犬のみが持っている特徴 である垂れ耳(半垂れ耳の犬もいる)の由来についての説明ができない。 日本在来の犬種の中には、垂れ耳の犬は存在しない。そのため、海外の猟犬を輸入して犬種の作成を行ったのではなかろうか、という話が持ち上がったのである。 そのなかでも足が長く、垂れ耳で性質も似ている中国のグレイハウンド(甘粛グレイハウンド?)の血が入っているという 説が有力視されている。
しかしながら、日本にも垂れ耳の犬がいなかったわけではない。純血種ではないが、野山をうろつく雑種犬の中に少数存在し、それを用いてヤマイヌなどを掛け合わせたのではないか、という2つめの説が現在最も有力な説であるとみられている。
主に猟師に数頭で飼われ、狩猟用として用いられていた。 しかしながら猟師たちはあまり純血種としての血統の維持には関心がなく、他の犬種との異種交配が進んだ事により絶滅 してしまった。
特徴など
中型犬サイズで、筋肉質でがっしりしているが足は長い。
俊足の持ち主で、耳は垂れ耳または半垂れ耳。尾は巻き尾またはふさふさした垂れ尾。
目が大きくてマズルが長い。また、牙はやや長く、口の外に出るほどの長さである。
毛はやや短くて毛色は艶のある漆黒色をしていてやわらかい。
性格は忍耐強いのだが、寂しがりやな一面もある。飼い主には忠実で、心を開くと明朗で穏和。
理解力があり、しつけの飲み込みが早い。
関連項目
日本犬
ニホンオオカミ
犬の品種一覧
加賀藩
前田利家
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カテゴリ: 日本犬 | 石川県の歴史 | 動物関連のスタブ項目
更新日時:2008年7月28日(月)03:32
取得日時:2008/09/26 05:18