剃刀(かみそり)とは、皮膚の表面の髪や毛、髭を除去するための刃物のことである。手動式と電動式がある。電動式は主に男性の髭を剃るために用いられる。
目次
1 化粧用剃刀
2 安全剃刀
3 電気シェーバー
3.1 広告
4 その他
5 主なメーカー
6 剃刀が主要アイテムとして登場する作品
7 関連項目
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家庭で用いられる化粧用の剃刀は、非常に薄い鋼製の刃を、二つ折りにした鉄板のホルダーで挟んだ構造のものである。顔などの細かい部分の毛を剃るために用いられる。刃渡り5cmくらいのもののほか、眉毛などを剃り易いように刃渡りを短くしたものがある。安価なため、カッターナイフが普及する以前はその代用として鉛筆を削るためなどにも用いられることがあった。刃が使い捨てのものは、交換用の替刃も市販されている。
また、理容師が使用するものは使い捨てではなく、厚手の刃を持ち、研いで繰り返し使うようになっているが、最近は使い捨ての替え刃を使うものに置き換わりつつある。研いで使う剃刀のうち、日本の伝統的な日本剃刀は非常に鋭い切れ味を誇ったが、これを専門に作る鍛冶職人は現在1人しかいない。
刃を安全な角度で固定し、皮膚に食い込まないようにした剃刀が安全剃刀である。
多くはT字型であり、T字の上の辺に刃が付いて縦の辺が持ち手になっており、このため「T字カミソリ」、「T型カミソリ」と呼ばれることがある。
女性が肌を露出する部分の毛(ムダ毛)を除去するためのもの、男性が髭を剃るために用いるもの、男性・女性ともに髪を剃るためのものなどがある。また、スキンヘッド(海外では剃った頭を意味する「シェイブドヘッド」と呼ばれることもある。)の手入れにも用いられる。
刃としては、非常に薄い鋼製の刃が用いられる。安全剃刀は刃をプラスチックの柄と一体化させた使い捨てのもの、刃をプラスチックで固定した物(替え刃)を柄に取り付けるもの、刃のみを柄に固定するものがあるが、刃の使い捨てを意識した製品がほとんどである。
現在、主流なのは刃と柄を一体化させたものと、刃をプラスチックで固定した替え刃のものであり、このなかでも複数の刃を重ね合わせることで切れ味を向上させた製品が主流である。これらにはスムーサー(またはスムーザー)と呼ばれる水溶性樹脂や、ローラーが刃の近くについているものがある。
刃のみを柄に固定するものにはこれらは付いていないが、刃を柄に固定する部分を挟んで反対側も刃になっている両刃の物がある。
刃の枚数が多いと、負荷が分散されるため結果的に肌には優しくなるが、切れ味が良くなるということはない。また、刃の枚数が多いほどヘッドが大きくなり、細かい操作が難しくなる。 切れ味が悪いからといって、力任せに剃ってしまうと、皮膚の表面が削れてしまうことで痛みを伴うカミソリ負けをおこしたり、皮膚を切ってかさぶたが出来るために埋没毛になる可能性も高くなる。また、使用時にはシェービングクリームや石鹸などを髪や地肌皮膚に塗って、滑りを良くしてから用いるのが普通である。
安全と名はついているものの、刃に平行の方向に動かせば皮膚が切れてしまうので、それを防ぐために刃の表面に保護用のワイヤーを取り付けた製品もある。最近は電動式安全剃刀もある。これは、電池を動力に極小モーターで刃を振動させ、髭をそる方式である。
電気シェーバーは、皮膚と接触する外刃と内部でモーターの動力により動作する内刃で髭を剃る。
外刃は、無数の小さな穴の開いた金属板で、皮膚と接触させる。外刃の内側の内刃で、金属板の穴の隙間からはみ出した髭を切る。その際、髭を少し皮膚から引っ張り出すような状態になるため、皮膚の毛穴から毛先が飛び出すことが少なく、剃り跡が滑らかになる。髭が長い場合には、毛先が金属板の穴にうまく通らず、剃り残しを生ずるため不向きである。
通常は、使用時には皮膚に何も塗布しないか、肌荒れを防ぐためにプレシェーブローションを塗る程度である。そのため、水が使えない場所でも簡単に用いることができる。電気シェーバーの発明者ジェイコブ・シック氏はアメリカ陸軍の軍人であったが、ある時アラスカに配属されることとなった。冬のアラスカでは水が凍ってしまい、髭を剃ることができない。そこで水を使わずに髭を剃る方法を考え出したのである。1921年のことであった。
電気シェーバーには、大きく分けて回転式と往復式の2種類がある。回転式のうち、刃が鉛筆削りの刃と同じ形をしているものは「ロータリー式」といわれ、日立のものが有名。電源は、乾電池式、充電式、交流電源式がある。
洗浄については、内刃と外刃をはずしブラシで毛をかき出すのが一般式。モーターなどを搭載しているため水に弱いが水洗いをすることを売りにしている製品もある。また、面倒な洗浄を充電器を兼ねた洗浄機に本体を入れて、洗浄・乾燥・充電を一度に行う機種がある。
朝の出勤途中の人が、使用した電気シェーバ内の剃れた髭を見せられ、出勤前に剃ったばかりなのにこんなに剃れたのは深く剃れるからだ、という広告があった。髭は、朝方に最も伸びるといわれている。
また、髭に見立てた金属を剃って鋭さを謳う広告がある。肌が乾いている時の髭は、同じ太さの銅線と同程度の硬さと強さがあるため。
その他
カミソリ○○という言い方などで「切れ味鋭い」という意味で代名詞的に使われることもある。
スケ番(女性の番長の俗語)ではカミソリの刃を武器にすることもあり単純にその意味で言われることもある。
嫌がらせの手段のひとつとして封筒に大量のカミソリの刃を入れて送り付けるというのがある。
電気シェーバー
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