制服(せいふく)とは、会社・学校あるいは軍隊・警察など、ある一定の集団や組織の所属者が着用することを目的に規定された服のことである。同じ集団内でも男性と女性の制服の格好(デザイン)が異なる場合も多い。また、普段の着用義務がない服は、標準服(ひょうじゅんふく)と呼ばれることもある。なお、制服を英語でいうと、uniform(ユニフォーム)となるが、日本語でユニフォームというと、違ったニュアンスの言葉として使われることがある。
目次
1 制服の意義・機能
2 学校の制服
2.1 学校の制服の評価
2.2 学校の制服の種類
2.2.1 女子
2.2.2 男子
2.3 学校制服の歴史
2.3.1 近代
2.3.2 1960年代から1970年代
2.4 1980年代
2.5 現在
2.6 日本国外における学校の制服
3 制服・標準服がある職業・業種など
3.1 公務員・公営企業職員
3.1.1 公務員・公営企業職員のうち現在は廃止されたもの
3.2 公務員・公営企業職員あるいは民間企業(法人・団体等)の従業員
3.3 民間の企業もしくは法人・団体等の従業員
3.4 教育を受けている者
3.5 その他
4 制服を悪用した犯罪
5 制服の管理
6 関連項目
7 脚注
8 外部リンク
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制服を設けるもっとも重要な目的は、組織内部の人間と組織外部の人間、組織内の序列・職能・所属などを明確に区別できるようにすることである。また、同じ制服を着ている者同士の連帯感を強めたり、自尊心や規律あるいは忠誠心を高める効果が期待される場合もある。格好良い制服やかわいい制服は、あこがれを抱かせ、その制服を着たい(転じて、その職種に就きたい・その組織に入りたい)という願望をもたせ、人材確保に一役買うこともある。
また戦時体制や独裁国家などにおいては、物資の節約や意識の共有などを目的とした服装の統制が行われることがある。大日本帝国で大東亜戦争中に用いられた国民服、中国や北朝鮮の人民服などがその例である。
制服にはその職務にあった機能性が求められる。特定の作業用に機能性を重視して規定された服は作業服と呼ばれ、制服と区別されることもある。企業によっては作業服を業務において常に着用する服装であるとし、作業服を制服と位置づけるところもある。但し、この場合でも営業職など接客を伴う場合に限りスーツ着用を基本としている。
日本の公務員では自衛官や警察官、消防官、海上保安官また民間企業では鉄道員や駅員・警備員などは業務上の観点から制服の着用が重要視されている(たとえば制服を着用した駅員は一般客との区別がつきやすく、これにより乗り換えについての質問や緊急事態発生時の連絡などをスムーズに受けられる なお警察官でも、捜査等、身分の露見を防がねばならない任務にある場合は私服勤務が許される)
軍人・自衛官や警察官等の制服には階級章や所属章・部隊章・資格章(日本の警察には存在せず)等の記章が付けられており、制式(デザイン、色彩、材質等)も厳格に定められているので、これらの機関等における制服の意味は命令系統の統制や上下関係の明示等の役割を果たしている。階級ごとの制服を廃止し、最高司令官から兵卒までほぼ同じ制服を着用したことがあったが、組織上の混乱をもたらしたため階級ごとの制服が復活したかつて中国人民解放軍のような例もある。
一般社会においては制服がない業種や職種も少なくない。が、社会人の場合はある程度あらたまった服装で勤務することが求められることもある。例えば、男性の会社員の場合は、背広(スーツ)・ワイシャツ・ネクタイ姿で勤務する人が多く、この背広やワイシャツは実質的に制服とされているとの見方もある。