切り合い関係(きりあいかんけい)とは、おもに考古学分野で用いられる、重複の痕跡を示す用語。
目次
1 遺構の切り合い関係
2 遺物の切り合い関係
2.1 石器における切り合い関係
2.2 土器における切り合い関係
3 関連項目
4 外部リンク
//
〈 詳細は層位学的研究法を参照 〉
切り合い関係(きりあいかんけい)とは、異なる時期に築かれた複数の遺構が重なり合っている場合、遺構の重複もしくは重複関係におけるその前後関係、つまり層位的な新旧関係のことを指す考古学の現場での用語である。たとえば、遺構Aを遺構Bが破壊してつくられている状況からは、遺構Bが遺構Aよりも年代的に新しいことが確認できる。これにより、とくに同一層や同一地表面における住居や土坑の造営・廃棄の変遷を知ることができる。
遺構の切り合い関係の痕跡研究の方法は、しばしば遺物に対しても応用され、多大な成果をあげている。
石器を観察して、石器材料となる石片(母岩)に打撃を加えて生じる剥離面が2つ以上接している場合、リング(打撃痕)の観察によって剥離面形成の前後関係(新旧関係)がわかる。これをもとに石器製作の手順が解明できる。
土器の観察、とくに縄文土器の場合、施された文様が相互に重複する場合、その前後関係を観察することによって、施文の手順を推測することができる。
⇒考古時間論(総括6)「痕跡研究」 カテゴリ: 考古学
更新日時:2007年7月20日(金)20:54
取得日時:2008/10/09 07:05