分裂組織(ぶんれつそしき)またはメリステム(Meristem)とは植物で、未分化な細胞からなり、細胞分裂を活発に行っている組織のこと。
茎・根などで植物を生長させる働きを持ち、茎頂・根端の生長点にあり縦方向の成長と分化に関係する頂端分裂組織と、横方向の成長(茎が太くなるなど)に関係する形成層などの後生分裂組織の2種類に分けられる。
このほかに植物体が傷ついた場合などに形成され、人工的に誘導することもできるカルスも類似した未分化細胞の塊であるが、不定形で組織の形をとらない。
分化した植物細胞は一般には分裂・再分化を行わない(カルス形成を除く)ので、新しい組織・器官を形成するには分裂組織が必要である。分裂組織細胞は機能的には動物の幹細胞に相当するが、動物の幹細胞は独立の組織を形成しないという点で異なる。
細胞は一般に小さく、原形質に満たされている(分化した細胞では液胞が大部分を占める)。プラスチドも分化していない。また細胞間隙もなく詰まっており、細胞壁も薄い。
関連項目
先端成長
肥大成長
茎頂培養
維管束 - 木部 - 師部 - 維管束形成層
植物ホルモン
組織 (生物学)
カテゴリ: 植物学
更新日時:2008年11月1日(土)19:52
取得日時:2008/11/13 22:12