分断国家(ぶんだんこっか)とは、通常、一つの国民国家もしくは地域が、第二次世界大戦後の冷戦構造のもと、社会主義陣営と自由主義陣営の思想の相違から、二大陣営のそれぞれに帰属するふたつの国家へ分裂した状態を指す。分裂国家(ぶんれつこっか)ともいう。
目次
1 概要
2 分断国家の一覧
2.1 自由主義陣営と社会主義陣営の対立によるもの
2.1.1 現在
2.1.2 過去
2.2 その他の要因によるもの
3 関連項目
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現存する具体例としては、朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国とが存在している状況、中華人民共和国と中華民国とが存在している状況もまた分断国家の典型例とされる。映像形式やリージョンコードすらも違う。
かつてはベトナムにおいてはベトナム民主共和国とベトナム共和国、ドイツにおいてはドイツ民主共和国とドイツ連邦共和国、などがあったが、ベトナムは1976年のベトナム戦争での北側の勝利によって、ドイツは1990年のドイツ再統一において西側による編入によって分断状態が終結した。
なお、イエメンもかつては北イエメンと南イエメンに別れ、中東における東西冷戦の一翼をになった分断国家であったがこの国の分断そのものは冷戦構造によるものではなく、帝国主義国同士の縄張り争いから生じたものである。北イエメンはオスマン帝国、南イエメンはイギリスの勢力下におかれ、それぞれ独立を果たした後、1990年に統一された。
国際的にはトルコ以外承認していない北キプロス・トルコ共和国とキプロス共和国の関係も、分裂状態であることから分断国家と言えなくはない。とはいえ、キプロスはもともとギリシャ系住民とトルコ系住民の混在していた国家であり、キプロスの現状はトルコ系住民の独立運動の結果ともいえるため、分断国家に含まれないとする意見もある。同様の例としてはアイルランド共和国とイギリス領である北アイルランドが挙げられる。
列強諸国によって島や諸島が分割、植民地化された後それぞれの植民地が独立した場合、分断国家と考えられることが少ない例もある。この例としてはティモール島(西は旧オランダ領→インドネシア領、東は旧ポルトガル領→インドネシアによる併合→東ティモール)やニューギニア島(西は旧オランダ領→西パプア共和国→インドネシアによる併合、北東部は旧ドイツ領→オーストラリア委任統治領、南東部は旧イギリス領→オーストラリア領、⇒東部全土がパプアニューギニア領)、サモア諸島(西は旧ドイツ領→ニュージーランド信託統治領→サモア独立国、東は現在もアメリカ領)などが挙げられる
モロッコからイラクに至るアラブ諸国の並立や、モンゴル民族の居住地域がモンゴル国とロシア、中国に分断されている状況、朝鮮民族が北朝鮮に隣接する中国領の延辺朝鮮族自治州と長白朝鮮族自治県などにも分布している状況、メキシコからアルゼンチンに至るラテンアメリカ諸国の並立も「分断国家」には含まれない。
また、チェコスロバキアは、チェコ共和国とスロバキア共和国に分裂したが、これは両国が連邦制を採用して成立していた連邦国家を解消(ビロード離婚)したもので、分断国家には含まれない。
第二次世界大戦以前、中国はイギリスなど列強国によって分割統治されていた。戦後は連合国によって日本を分割統治しようとする日本の分割統治計画も存在した。